知らない人がしょっちゅう話しかけてくる、ニューヨーク
新米ニューヨーカー・さめこのニューヨーク通信（６）
ニューヨークに住んでいると、知らない人がしょっちゅう話しかけてきます。
先日スーパーで買い物をしていると、バナナを３房買おうとしている私を見て「そんなに買うの？ 君はバナナが大好きなんだね」と見知らぬ男性が話しかけてきたのでビックリしました。確かにバナナが好きだからって３房は自分でも買い過ぎだと思う。でも日本だったら、知らない人にそんなことを言うでしょうか。否、言わないでしょう。
また先日街を歩いていたら「あなたのコート、とっても素敵ね！ どこで買ったの？」と通りすがりの人に聞かれました。日本だったら、知らない人にこんなこと聞くでしょうか。否、聞かないでしょう。
ニューヨークは例外かもしれない
よく海外旅行のガイドブックに「馴れ馴れしく話しかけてくる人がいたら気をつけましょう」と注意事項が書かれていることが多いけれど、このニューヨークという街は例外かもしれません。もちろん危ない人もいるかもしれないけれど、大抵はただ陽気に話しかけてくる人がほとんど。日本に住んでいた時は道を聞かれる以外、知らない人から話しかけられることって中々ないので最初驚いたけれど、ニューヨークではこういうことはしょっちゅうなので段々慣れてきました。
日本では、ニューヨーカー化に注意！
この件を本紙「NEW YORK ビズ」社長の高橋さんに話したところ、長年ニューヨークに住んでいるとそれらの事に慣れるだけでなく、思考や感覚、言動がニューヨーカー化していくそうです。そんな高橋さんも以前日本に帰った時、電車で隣に居合わせた見知らぬ若者に「お兄ちゃん、その靴かっこいいね！ どこで買ったの？」とうっかり話しかけてしまい、若者を怖がらせてしまった経験があると言っていました。
なるほど…。ニューヨーク生活に慣れてしまうと日本に帰った時に色々とギャップがありそうです。帰国する時は気をつけねばと思いながらも、そんなニューヨーカーのオープンマインドで自由に伸び伸び発言・行動する所は持って帰りたいなと思うのでした。
【執筆者】
さめこ 青山学院大学フランス文学科を卒業後、ＩＴ企業にてＷＥＢ広告制作・メディア編集者として７年間勤務。プライベートではマクロビオティックやローフード、オーガニック料理ソムリエなどの資格を取得し料理教室を主宰していました。現在はニューヨークにてライターをしています。個人ブログ「さめこのニューヨーク通信」やinstagramでもＮＹ情報を発信中。
【ブログ】
