〈コラム〉米国国務省、17年度永住権DV抽選当選者発表

0

抽選に当選した場合、その事実が唯一確認できるのは公式サイト

毎年、米国国務省はDV抽選を通じ5万移民ビザ(グリーンカード)を発行します。通常は秋にオンライン申請を行います。2017年度の申請期間は2015年10月2日から2015年11月3日でした。

国務省は最近選考作業を終了したので、現在DV抽選に当選した外国人は、公式ウェブサイトにて当選状況をチェックすることができます。このサイトは、当選状況を知るには唯一信頼できる方法です。申請者は、確認番号、名字、生年月日と認証コードを入力する必要があります。国務省は当選者に直接結果通知を送信しません。

したがって、あなたが当選したという内容の通知Eメールや手紙は詐欺の可能性があるので注意してください。詐欺の手口は、彼らは国務省により承認されていると言い、多くの場合高い手数料を請求してきます。また、申請者にグリーンカード取得を約束し、個人情報と手数料を得ようとします。決して個人情報と手数料を提供してはなりません。ご質問がある場合は、弁護士に相談してください。

もし抽選に当選した場合、その事実が唯一確認できるのは公式ウェブサイトです。そのサイトで、グリーンカード申請プロセスにおける情報を得ることができます。当選しなかった場合も公式ウェブサイトでその結果が確認できます。グリーンカードの申請は2017年度(2016年10月1日~2017年9月30日)に行うことができます。

グリーンカード申請は以下の2つの方法があります。

米国内でのステータス調整:このタイプの申請(フォームI―485)において、当選者は合法的なステータスにて米国に居住されている必要があります。もし当選しても合法的なステータスがない場合、ステータス調整を申請することはできません。

日本・東京のアメリカ大使館で移民ビザ手続き:米国外に住んでいる申請者は、東京の米国大使館にて申請手続きをすることができます。そのプロセスは、上記のステータス調整と異なりますが、結果は同じです。つまり、米国永住者としてグリーンカードを取得できます。この場合、申請手続きはナショナルビザセンターとして知られている仲介事務所を通じて行われます。

その他、USCIS(United States Citizenship and Immigration Services)は最近、移民申請料を平均21%値上げする提案をしました。申請手数料値上げの提案が連邦政府に承認されるか否かは、数カ月のプロセスを経る必要があります。料金値上げが確定された際には、詳細情報をお知らせいたします。

ご質問等ございましたら、以下にご連絡ください。(日本語可)

(次回は6月第4週号掲載)

Richard-Newman〈今週の執筆事務所〉リチャード・ニューマン法律事務所
500 Fifth Ave, Suite 3020, New York, NY 10110(bet 42nd & 43rd St)
Tel:212-986-0947
Fax:212-986-0921
E-mail:info@richardnewmanlaw.com
Web:richardnewmanlaw.com

過去の一覧

Share.