厚塗り感ゼロ!
シミをキレイに隠すテクニック
こんにちは、美容ライターの熊谷真理です。
夏本番の暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。過日のオンラインメイクセミナーでは講師を務めさせていただきました。120人を超えるご視聴となり、ありがとうございました。
今回はセミナー中のQ&Aで多く寄せられた、“厚塗りに見えないシミカバーの方法”についてご紹介させていただきます。
★コントロールカラーで肌色を補正してみよう!
シミやクマなど、ファンデーションで隠しきれない部分はコンシーラーを使うのが一般的ですよね。しかし、色素の濃いシミやクマをコンシーラーのみで隠そうとすると、コンシーラーの肌色とシミやクマの濃い茶色が混ざり合って、グレージュのように浮かび上がってしまうことがあります。カバーしたいのにカバーしきれない悪循環から、さらにファンデーションやコンシーラーを塗り重ねてしまうという人、少なくはないのでは!?
そこで、おすすめしたいのがコントロールカラーの使用です。コントロールカラーには肌色を補正し、色ムラを均一に整えるはたらきがあるため、ファンデーションやコンシーラーの使用量を減らしつつ、隠したい部分を効率よくキレイにカバーできるというメリットがあります。
コントロールカラーにはピンクやイエロー、グリーン、パープルなどさまざまなカラーがありますが、シミやクマなど、濃い色素のアラを隠したいときは“オレンジ”を使用するのが正解です。オレンジには青みを打ち消すはたらきがあり、エイジングサイン等の肌悩みをカムフラージュし、健康的な肌に見せてくれる効果があるのです。
★コントロールを仕込むタイミングは化粧下地を塗った後
【リキッドファンデーションをお使いの場合】
化粧下地→コントロールカラー→リキッドファンデーション→コンシーラー
【パウダーファンデーションをお使いの場合】
化粧下地→コントロールカラー→コンシーラー→パウダーファンデーション
ベースメイクを塗る際は、リキッド状のものを先に塗り、最後にパウダー状のものを塗るのが基本です。また、一度に多量のコントロールカラーをのせてしまうとメイクが崩れやすくなるため、少量ずつ足していくのがポイント。コンシーラーは伸ばすのではなく、置くように塗布することでカバー力が高まります◎
コントロールカラーを使いこなし、素肌感のある美肌メイクを楽しんでくださいね!
(次回は9月第4週号掲載)
〈Profile〉
くまがい・まり 在NYビューティーアドバイザー/美容ライター。5歳児のママ。夫の米国駐在帯同のため、2016年3月渡米。以降、美容ライターとして本格的に活動。取り入れやすいメイクテクニックに定評がある。Instagram(@mari_loves_beauty)のフォロワーは12万人超。美容専門知識を深めるため、NYで数々の資格・サーティフィケートを取得。現在、Cornell大学で栄養学の勉強中。