<コラム>子供時代に両親の愛を真の意味で感じられたかどうかで愛の量が決まる

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愛されたい理由

催眠療法士・エミッグ美津「成功の法則~幸せになるには~」第34回

愛はいつでも私たちにとっての最重大課題です。
愛などという言葉を使うのが恥ずかしいというような人でも結局、愛はその人を支配していると催眠療法士として痛感する毎日です。

人間は愛なしでは生きていきにくいものなのです。愛を感じられないと気分は憂鬱となりそしてそれが続くと死をもが視野に入ってきます。
ここでいう愛は恋愛だけの事ではなく、育ってきた過程でお母さんやお父さんにもらった愛情の話です。

心理学では子供時代に両親の愛を真の意味で感じられたかどうかが私たち一人一人の持つ愛の量を決めます。
そしてその愛の量によって愛を日常的に感じて暮らせるかどうかが決まってきます。愛の量が多いほど愛を日常的に感じる事も多くなります。
そして愛の量や日常的にそれを感じられるかどうかが私たちの幸せや満足感に直接つながっているのです。

社会福祉科の修士号の授業の際にも勉強しましたが、人間の赤ちゃんは他の人間との物理的な接触、触られることがないと生きていけないのだそうですね。
そして自分をお腹の中で育てたお母さん。お腹の中で聞いていた声は泣いている生まれたての赤ちゃんを即座に落ち着かせます。
赤ちゃんは知っているのです。お腹の中で自分の命は100%お母さんに委ねられていたことを。
個人的な経験からもあれほど誰かが自分を頼って自分なしでは生きていけないという事実を突きつけられる経験はありません。

それはもう人間のDNAの中に組み込まれた本能。お母さんに愛されて気にかけてもらうことが生き残りの道であると赤ちゃんは知っているのです。
この愛されたいという本能はいつも私たちの中に生き続けます。そしてそれが満たされないと生きるのが難しくなってくるわけです。

毎日が辛い、自分に自信がない、人間関係が上手くいかない、そんな問題を抱えるようになります。
自分が愛される存在かどうか。毎日自分に問いかけてください。
そうでないならそれが辛くなり過ぎる前にプロの助けを求めてください。
そして、もしそうならきっと美しい今日がまたあなたを待っています。

〈筆者プロフィル〉えみっぐ・みつ 国際メディカル・デンタル・ヒプノセラピー協会認定催眠療法士で米国催眠療法士審査協議会会員。ラドクリフカレッジ(現ハーバード大学)マネジメント修了。米ミシガン大学社会福祉学科修士号
〈クリニカル〉Mitsu Hypnosis NY (催眠療法)
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