「永野・森田公認会計士事務所 日下武」ビジネスのツボ 第42回
夏のバケーションシーズンに入りましたが、いかがお過ごしでしょうか。
山にキャンプに行く方、海やプールに泳ぎに行く方、いろいろ楽しみ方があると思います。夏といえば薄着になることが多いので、たるんだお腹が気になる季節でもあります。家でできる運動ＤＶＤやジムなどの広告が盛んになるのもこの時期です。昔、お腹のたるみが気になり始めた頃に、思い切ってジムのメンバーシップに加入したのですが、加入したことに満足し、あまり続きませんでした。先日、娘に誕生日に何が欲しいかと聞くと運動をトラッキングするリストバンドを頼まれたので、調べてみました。スマートフォンに接続できる万歩計のような印象でしたが、健康グッズということで自分のものも一緒に購入しました。１日の目標を１万歩、睡眠時間７時間と設定して、使い始めました。最初は、こんなの直ぐ飽きるんではないかと半信半疑でしたが、使ってみると睡眠時間はもちろん、睡眠の質まで表示してくれ、自分がどれだけ寝れていないか自覚しました。さらに歩数では、オフィス勤務のときは１日で2000歩しか歩かない日もあり、運動不足を証明させられました。日本の母が早朝ウオーキングを７年続けています。ちょうど母がアメリカに２週間来る機会がありましたので、私も朝５時半に起きて一緒に歩いてみることにしました。１時間ほど歩くと軽く汗を感じてとても気持ちよいです。家に戻ると5000歩ほど歩いたと表示されました。母が来ていた２週間は続けることができ、その後はジムに通うことにしました。午前６時頃にジムに行き、30分ほど走り、筋トレをして１時間ほどで家に帰るのですが、どんどん歩数も増え、夜もぐっすり眠れるようになりました。朝は弱かったのですが、最近は、スマートフォンで睡眠の質を見るのが楽しみで直ぐに起きられます。１万歩歩かなかった日は反省し、明日は達成しようという意欲も出てきました。トラッキングすることで、自分の生活を振り返り、反省することにより、次のモチベーションにすることができます。最初はただの万歩計に過ぎないと馬鹿にしていましたが、記録をとるということは継続の成功に結びつくと感じました。
運動だけでなく、トラッキングの手法は予算と実績という観点で当てはめると、仕事の目標達成にも使えます。スマートフォンで日々の仕事のトラッキングをする方も増加してくるのではないでしょうか。皆さんの成功を願います。
（次回は８月第２週号掲載）
〈プロフィル〉 日下 武（くさか たけし） 永野・森田公認会計士事務所NJ拠点マネージャー。大手日系食品商社での営業経験を生かし、顧客の立場になって、全体的なビジネス、会計、税務相談を受けている。メーカーからレストラン、リテーラーマで、幅広く顧客を持つ。
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