〈コラム〉北米伊藤園企画「なるほど相談室」第1回

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今月のテーマ「小学校のバレンタイン」
回答者 ニューヨーク育英学園河野茂教頭先生

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Q:小学生の子供がいます。「バレンタインデーに、クラスのみんなにカードとお菓子を用意するように」と学校から言われたのですが。
A:米国ではバレンタインデーに大人・子供、男女を問わずお菓子やカードを贈り合います。そして、ほとんどの小学校でもクラスメートや先生に贈り物をします。
基本的にバレンタインの贈り物は任意ですが、学校によっては事前にクラスメートのリストを配布し推奨するところもあります。また、公平性の観点から「全員に渡すか」「誰にも渡さないか」のどちらかで、特定の人に渡すのであれば、校外で渡さなくてはいけません。学校やエリアによっては、クラスマザーや担任の先生主催のバレンタインパーティーが実施されるところもあります。
Q:どのようなものを用意すればいいのでしょうか?
A:バレンタインの時期になると、スーパーマーケットなどでバレンタイン用の安価なお菓子やカードが売られます。最近は、文房具(消しゴム、鉛筆、シールなど)を渡すケースも増えています。
カードは友だち用や先生用、家族用や恋人用などに分かれており、箱(32枚前後入り)で売られているものもあります。先生へは、個別にクラスメート用より少し高価なものをカードを添えて渡すのが一般的です。
Q:今まで児童からもらって嬉しかったものは何ですか?
A:やはり手作りのチョコレートですね。多少形が悪くても一生懸命作ってくれたことが伝わり、とてもおいしく感じます。
米国のバレンタインデーはモノを渡すのが目的ではなく、日ごろの感謝の気持ちを伝え合う日です。バレンタインに限らず普段からカードを贈り、言葉で気持ちを伝え合うのは、素晴らしい米国文化の一つだと思います。

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