〈コラム〉風邪とカイロプラクティック パート3 風邪や病気に対処できる強い体づくりを

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カイロプラクター DR. 石谷三佳「骨盤・背骨の歪みをリセット」第88回

ishitani1108先回(10月25日号掲載)、頚椎5番の神経は喉もコントロールしているので、そこを治療することが風邪に効果があることをお話しました。早い段階で頚椎5番を治すことでひどく風邪をひききってしまうのを防ぐことができます。
さらに詳しく述べますと、例えば頚椎1番は背骨の中でも特に重要な神経根であり、この1番は本来、体の持つ自律神経、特に交感神経を活発にさせることで代謝や発汗を良くします。このように代謝や発汗が良くなると風邪の諸症状が回復しやすくなります。同時に指圧やマッサージなどで血液循環をよくすることでリンパや鼻の粘膜を流したりすることも可能です。
さらに、風邪をひくと、くしゃみ、咳(せき)でかなり体力も消耗しますが、実はくしゃみや咳を繰り返すことで、椎間板にも負担が増え、ギックリ腰や寝違えの原因にもなります。
また、風邪をひいている時は、循環器系が弱くなり、鼻水、鼻づまりによって呼吸がしづらくなることで呼吸回数が増え、首や背中の筋肉も疲労しやすくなります。だから、風邪をひくと肩が凝るのです。
このように風邪をひきやすいこれからの季節、特にカイロプラクティックケアは大切です。ぜひ、自己治癒能力を高め、風邪や病気に対処できる強い体づくりを目指して、カイロプラクティックを試してみてください。
(次回は11月第4週号掲載)
MikaIshitani〈プロフィル〉石谷三佳(いしたに みか) 石谷カイロプラクティッククリニック院長、パーマーカイロプラクティック大学院卒、ハーバード大学医学部専門課程終了/米国、米国小児、ニュージャージー、日本カイロプラクティック協会会員/2008「Chiropractor of the Year」受賞

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