コーチングの魔法
コーチングの基本は、「答えはクライアント自らが持っている」と信じて関わることです。コーチは様々な角度から質問を投げ、クライアントは答えを見つけるために自らの心に問いかけて気付きを起こしていきます。
先ずクライアントにはコーチングから得たい目標を明確にしてもらいます。
次にクライアントの大切な価値観を明確にする作業をします。そして価値観の中で、なくてはならないものから順番にプライオリティーをつけていきます。
これは自分をより良く知るという大切なプロセスです。
コーチはあくまでクライアントの求める目標を達成するためにいろいろな手法を使ってコーチングを進めます。
夢の旅行に共に出かける
コーチはクライアントの将来の夢を明確にするために共に夢の旅行に出かけます。もしクライアントがある視点にはまってしまい、そこから抜けられない場合は、いくつかの別な視点から同じものをみてもらい、その中でも最も響く視点を選択してもらいます。またもし心の中に過去のトラウマが残っている場合はそこから解放するお手伝いをすることもあります。
それらのプロセスを経て自分をより自由なスペースにおき、従来の枠を越えた発想が持てるように、非日常のスペースを利用したり、気付きの言葉を記したり絵を描いてもらったりします。
自らの内側に起きる気付き
このようにしてクライアントは沢山の気付きを得ながら自分の思いを行動に移します。 もちろんコーチはセッション毎にクライアントに宿題を出し、要望し、チャレンジをします。コーチングのセッションとセッションの間に実は多くの気付きが起きるのです。
コーチングを数カ月受ける間に自らの変化を感じるようになります。これこそがコーチングのもたらす魔法なのです。
〈プロフィル〉 罍 純介（もたい じゅんすけ） CPCC（Certified Professional Co-Active Coach）。ＹＫＫ（株）、バンカース・トラスト銀行東京支店、ＮＹ本店でパートナー、マネージング・ディレクター、東京トレーディング責任者歴任。東海銀行ＮＹ支店を経てMotai Advisors, LLCを起業、Jun Motai Coachingのブランドでリーダーシップ・ライフコーチングに従事。金融最前線のトップディーラーから人に焦点を当てたコーチングの分野に転身。【ウェブ】www.junmotaicoaching.com
