〈コラム〉キヨコ・ホルバート「私と写真、そして、ウエディング」【vol. 5】

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皆がうっとりする誓いのキスショットを

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早いもので、もうすぐクリスマスですね。毎年恒例のロックフェラーセンターの巨大ツリーは、もうご覧になりましたか? 私は、毎年人を掻き分けて、ウエディングをされるカップルを大きなツリーの下で撮影していますが、この時期しかない光景なので、記念になると喜んで頂いてます。
今回は、「注目を一身に浴びる場面! 誓いのキスで気をつけること」についてコツを伝授したいと思います。
西洋では挨拶代わりでも日本人には馴染みのない「キス」。特に挙式では、両家の家族や友人たちに見つめられながらの誓いのキスは、やっぱり恥ずかしいので、日本では挙式でのキスはしないというカップルも多いとか。恥ずかしいからやめるというのではなく、列席者がうっとりしてしまう感動のキスをしてほしいと思います。
(1)新郎は新婦の肩にそっと手を添え、一歩前に出る
ふたりの距離が離れていて、全く手を添えずにキスすると、“タコチュー”になるので、それを避けるためにも、花婿は一歩前へ出てください。
(2)新婦はそっと目を閉じ、その後は全て新郎に委ねる
恥ずかしさのあまり、自分から顔を近づけたり、顔を斜めに傾けたりしないこと。又、彼を緊張のあまり怖い表情で睨みつけるのもダメです。自分たちしかいないと思ってリラックスして。
(3)新郎はゲストに新婦の顔が見えるよう、ゆっくりと顔を少しだけ傾けてキスをする
ゲストから見て新郎が右側、新婦が左側に立つので、新郎は顔を右に倒してください。
(4)キスの時間は、3~5秒
キスは短かすぎても長すぎてもNG。一瞬のうちに終わる人もいますが、かえって不自然ですね。皆さんに綺麗なキスショットも撮ってもらうためにも…。
(5)式では、キスは、口と口が原則
口にするのが嫌な場合は、頬やおでこでもOK。但し、額は「友情のキス」、頬は「厚意のキス」、唇は「愛情のキス」だそうですので。映画のワンシーンのような美しいキスショットを残して下さいね。
(次回は2月第3週号掲載)


0419-Kiyoko_column-539021_10151881919944265_683327061_n〈プロフィル〉キヨコ・ホルバート(Kiyoko Horvath) 写真家/ウエディングプランナー
FIT写真学科を卒業。東欧出身の映画カメラマンの夫と共にキロスタジオを設立。これまでに撮影のほか、1200組以上のウエディングを手掛けるなど、NYのウエディングの草分け的存在。講演や視察ツアーも行う。また、「NY女性の集い」や「Learn From 3.11」を立ち上げ、ボランティア活動も精力的に行っている。【ブログ】ameblo.jp/kirowedding

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