セラピューティックヨガ（２）
陽と陰のバランスを取る
前回のコラムでさまざまな種類のヨガを組み合わせた「セラピューティックヨガ（Therapeutic Yoga）」をご紹介しました。これは、ヨガ指導者で２度のがんから復活したシェリ・クランペット（Cheri Clampett）さんによって発案されましたヨガで、ヨガを通して培った経験と自身の闘病生活の中から学んだことから、体に問題を抱えている方も無理なく受けられるように、と工夫されています。 ◇ ◇ ◇ 日常生活の中で、仕事や家事、またその両立や人間関係、子育てなどからくるストレスが過度になった時、心と体のバランスが崩れてきます。そこで大きな役目を果たすのが、「セラピューティックヨガ」の中にある、陰ヨガ（Yin Yoga）とリストラティブヨガ（Restorative Yoga）です。陽のバランスに偏りすぎないように、陰ヨガを取り入れることで、より体の変化と調子の良さを心身ともに知ることができます。 華やかに舞台の上で踊るダンサーも、裏側ではストレッチなど自分の体を整えているからこそ華麗に踊ることができます。 年齢を重ねるにつれて、自分のエネルギーを外側に放つだけではなく、内側に向け、自分の心と体を理解してあげることが大切になってきます。 さて、自分の生活を振り返った時、果たしてそのバランスはどのようになっているでしょうか？ （次回は１月17日号掲載） 〈情報〉 E 53 Wellness Studio 211 E 53rd St（bet 2nd & 3rd Ave）212-980-4211 www.e53wellness.com 過去の一覧
