日本生まれの「真向法」
真向法体操―1
基本の4体操を紹介(1)
正しい姿勢、健康に最も良い、体と心が一番機能しやすい状態を作ろうという健康法の一つに、僧侶の祈りの姿勢を基に、病気のリハビリのために日本で考案さ れた「真向法」というエクササイズがあります。今回から2回にわたって、真向法の基本となる四つの体操について紹介します。
第1体操
イラスト(1)のように足の裏の外側を合わせて座ります。両膝がイラストのように床に付けば、背筋は自然に真っ直ぐに立つようになります。顎を引いて、胸を張り、背中を真っ直ぐに伸ばし、肩の力は抜いてください。この正しい姿勢を「真向の姿勢」と言います。
「かかと」と股の間を、握りこぶし一つから、一つ半ぐらい空けます。
「真向の姿勢」から、背中を曲げずに(2)、息を吐きながら、ゆっくりと上体を股関節から前に倒します。この時、お臍を踵に近づけ、お腹、胸、顔の順で床 に近づけるイメージで! そして、息を吐き終えたら、上体は元の「真向の姿勢」まで戻します。これを10回反復します。
第2体操
イラスト(3)のように、両脚を伸ばして坐り、脚の後ろ側を伸ばし、さらに、足首を鋭角に立てるのが理想です。
膝を伸ばしたまま、第1体操と同じ要領で「真向の姿勢」から、背中を曲げずに、息を吐きながら、ゆっくりと上体を股関節から前に倒します。
お腹、胸、顔の順で床に近づけるイメージ(4)で! そして、息を吐き終えたら、上体は元の「真向の姿勢」まで戻します。これを10回反復します。
(6月第2週号掲載の次回に続く)
〈情報〉 E 53 Wellness Studio 211 E 53rd St(bet 2nd & 3rd Ave)212-980-4211 www.e53wellness.com