ゆき姐のHappyに生きまっしょい！　第64回目

 

連日あちこちで体感温度が40度越え、なんていう猛暑日が続いている日本ですが、ＮＹの皆様いかがお過ごしですか？
私、この夏、こちらも連日猛暑が続く東京の、「月島」というところにちょこっとおります。
月島は東京都中央区にあり、東京の近代化以降に最初につくられた埋め立て地だそうですが（1887年着手。1892年完了、と言われている）、皆さんは、月島、と聞いて何を連想されますか？
「もんじゃ焼～！」
おお～、早～い、よくご存じでしたね～。
って、勝手に言っておりますが、もんじゃ焼とは、お好み焼きの親戚のような感じの食べ物で、キャベツ、イカ、干しエビ、揚げ玉など細かく切った具を多めの水で溶いた小麦粉と混ぜ、鉄板の上に広げて焼きながら、小さい鉄のへらで、さらに少しずつ押しつけてカリカリになるまで焦がし、それをはがしながら食べます。
そのもんじゃ焼が月島は有名だそうで、私がちょこっといます場所のすぐ近くに、通称、「もんじゃストリート」と呼ばれている西仲通り商店街があり、なんとそこには、80軒程のもんじゃ焼屋さんが軒を連ねているのです。
ほかにもこの辺りには、100年以上の歴史のある、実際今も生活の場として健在な長屋やお風呂屋さん、駄菓子屋さん、路地があり、ちょこっとこの辺りを散歩するだけでも、昔の日本の下町を体感することができるのですよ。
隅田川や東京湾もすぐ近くなので、隅田川花火大会や東京湾大華祭が行われると、場所によっては家からでも沢山の花火が見える。（残念ながら私がいるところからは音しか聞こえませんでしたが）
８月１日、２日、３日には月島地区の氏神様、住吉神社の大きなお祭りがあり、街のあちこちに金色の立派なお神輿が飾られ、和太鼓の音が鳴り響き、大勢の老若男女が涼しげな浴衣を着て、出店で焼き鳥を食べたり、かき氷を食べたりと、そりゃもう大賑わい。
もうね、日本の夏のお楽しみを一気にここ月島で味わっているという感じですが、この辺り、高層ビルがどんどん建てられてもいて、夜になり高層ビルに灯りが灯ると、その夜景がなんだかマンハッタンに見えたりもして、この月島、日本とＮＹが楽しめるお勧めスポットでありました。
（次回は９月第１週号掲載）

（プロフィル）兵藤ゆき　タレント・エッセイスト・服飾デザイナー自身が企画・デザインしている『ゆきねえインク』の、楽なのに綺麗なボディーメイクができるインナーシリーズは、ＮＹの『BRADELIS NEW YORK』でも販売中。

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