〈コラム〉どんなことでも突出した経験や結果を相手にアピール

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あなたのパッションは何ですか?(前編)

幸せな結婚の見つけ方〜結婚ってやっぱりいいですよ〜 第11回

国際結婚の幸せプロデューサー 松本直子

少し前にメンバーに登録された東海岸在住の米国人男性とスカイプを使ってコンサルテーションを行いました。その男性は、事前に写真や書類の提出などを完了し、結婚相手を探しているということが明確、かなりのイケメンで頭脳明晰、学歴も職歴もお人柄も家族思いなところも全てが完璧でした。こういった場合、女性からのリクエストがこの男性に殺到することが予想できたため、男性には、女性を選ぶ際にどのような基準で選ぶのか? 念入りにうかがいました。この男性の答えはとてもシンプルでズバリ、「パッションがある女性」という答えだったんです。

そこで、登録されている日本人女性に向けて「あなたのパッションは何ですか?」という質問をし、明確に答えられる女性を優先にご紹介することになりました。ところが、「私のパッション」について、自分をアピールすることが日本人にとって意外に難しい課題であるということに私自身が気づきました。

家と会社を往復するだけで一日が終わる生活では、会社の仕事以外に自分の情熱を注ぎこむ時間や気持ちの余裕がない場合が多く、たまに休暇があっても、平日の疲れを癒やすために半日以上を眠って過ごしたり、溜まっていた洗濯物を洗ったり、食料を買いに行ったりすることであっという間に時間が過ぎていきます。急に「パッションは?」と、聞かれても、趣味の延長くらいはあっても、自分が抜きん出て他人と差別化できるアクティビティーを持っている人というのはそれほど多くはないでしょう。

例えば、「私のパッションはヨガです」という方は多いですが、「インドのバンガロールまで修行に行き、人に教えられるレベルです」という人はほとんどいませんね。(もちろん、そんな高い期待は誰もしていませんのでご安心ください)。もう少しわかりやすい例だと、「お料理が得意です」という場合には、「一つの食材で5種類以上のアレンジができます」とか、「あなたのリクエストはどんなメニューでも作ることができます!」とか…。どんなことでも、何かの分野で突出した経験や結果を相手に示すことができると、そこがパッションとして自分をアピールする強みになるんです。
【後編に続く-8月14日公開-】

〈筆者プロフィル〉まつもと・なおこ 武蔵野美術大学空間演出デザイン科卒。自身の国際結婚の夢をかなえるため、1999年南青山で国際結婚の情報サービスをスタート。東京、NY、LA、SF、シンガポールと世界を拠点に国際結婚&海外在住日本人の結婚をサポート。スピードデート、BBQパーティーなど婚活イベントや恋愛セミナーを定期的に開催。皆さまの幸せな結婚をプロデュース中。
【ウェブ】kaiwa-usa.com/

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