ゆき姐のHappyに生きまっしょい! 第32回目
日本では早くも、しめ縄やお供え餅、お年玉袋などのお正月用品が売られていますが、NYの皆さまいかがお過ごしですか?
さて、ハロウィンは近頃日本でも定着しているのに、サンクスギビング・デイが定着しないのはなぜか? なんて話を前回しましたが、わかりました。って、勝手に自分で推測したのですが、サンクスギビング・デイの頃、11月23日に日本には、「勤労感謝の日」という祝日があるのですね。ま、勤労感謝の日はある意味、サンクスギビング・デイでもあるわけでして、同じ時期にこれがあるので、あえて外国からイベントを持ってこなくてもいいのではないか、というわけであります。
この「勤労感謝の日」、私、今年もニッポン放送で、「TOYOTA presents ニッポン放送ホリデースペシャル〈ゆうきのつばさ2012〉」をやりました。これは今回で3回目になるラジオの特番。元内閣総理大臣細川護煕夫人の細川佳代子さん(認定NPO法人スペシャルオリンピックス日本名誉会長)と私とで、2時間の生放送をやるのですが、テーマは毎年、「障がいがある人も、そうでない人もともに幸せに暮らせる社会を作るにはどうしたらいいか?」。特に、知的障がいがある方たちへのサポートや暮らしについて様々検討していく内容で、ゲストに、モーニング娘。OGの飯田圭織ちゃん、新垣里沙ちゃん、高橋愛ちゃん。彼女たちは歌を歌ったり、実際に知的障がいのある人たちと一緒に活動している人たちへインタビューをしたりしてくれました。そして、ソウルオリンピック1万メートル日本代表の松野明美さん。松野さんの次男君がダウン症だそうで、息子さんとの日々を色々話してくれました。また、細川さんが製作総指揮を務めた、知的障がいを持つ人々がオーケストラの演奏に挑戦する映画「天心の譜(しらべ)」の中でバイオリンを弾いていた田口麻紀子さんもバイオリンを生演奏してくれました。ラジオを聞いている人たちからの温かい応援メッセージを紹介しつつ進めていったこの番組、毎回ながら、人々の善意、優しさに触れ、嬉しい気持ちで一杯になりました。世界中の人たちの幸せを祈って。また来年もよろしくお願いいたします。
(次回は1月1日号掲載)
(プロフィール)兵藤ゆき(ひょうどう ゆき)深夜ラジオのパーソナリティーを皮切りに、1982年テレビ界に進出。96年長男誕生後、夫の留学先であるNYで子育てを中心に生活。現在は、NYと日本を行き来し活動中。NYで見た参考になる子育てをまとめた本「子どもがのびのび育つ理由」など著書多数。新刊、NYでの英語体験を漫画とエッセーでまとめた「これで英語がちょっとできるようになりました。」(アスコム出版)も好評発売中。現在、テレビ、ラジオ、執筆などで活躍する傍ら、NYでの子育てや異文化体験の講演依頼も多数あり、全国に出向いて行っている。ストレスフリーをテーマにしたインナーなどのブランド「ゆきねえインク」を立ち上げ、デザイナーとしても活躍中。小学校英語準認定指導者資格、チャイルドコーチングアドバイザー資格、ペット介護士資格、各種洋裁正教員資格を有する。