ゆき姐のHappyに生きまっしょい! 第11回目
この冬はとっても寒い日が続いている日本ですが、皆さまいかがお過ごしですか? 寒い寒いと言っていても、先週の金曜日は4月下旬の暖かさとかで、一気に春爛漫の気温になりました(次の日にはまた冬の寒さに戻ったが)。
で、花粉も一気に飛びまくり、花粉症の私はもう大変。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみと、花粉症の4大症状が一気に出まして、只今鼻にティッシュを詰めてこの原稿を書いてます。と言ってるうちに、またくしゃみが、ヘッ、ヘツ、ヘックション! God bless you ! わー、嬉しい。日本にいるとね、くしゃみをしても街ゆく人は誰もこんなふうには言ってくれないのよ。パックンマックンという米国人と日本人のお笑いの二人組がいるのですが、そのパックン(コロラド州出身)とこのくしゃみの習慣の話をしてたら、彼も日本でくしゃみをしても誰もなんとも言ってくれないので、呪いがかかったままのような気がしてちょっと困る、なんて笑ってました。でも、この言葉、初めてNYで聞いた時、私何を言われているのか分からなくて戸惑ったなあ。公衆の面前でくしゃみをするのは失礼なことなのかなあ、God bless you が、ゴブレッショ、ご無礼でしょ、って聞こえて(日本語のはずがないのだが)、とりあえずSorryって謝っちゃえ、なんてね。で、夫に聞いたら、「『神のお加護を』ってことで、風邪をひいているのならお大事にね、とか、何か悪いことがあっても神様が守ってくれますようにってね、だから ” God bless you” と言われたら、” Thank you” と返すのが礼儀」ですと。いやあ、なんて優しい習慣なんだと感激いたしました。
NYに暮らすことになったものの、当初はこんなふうに英語がまったくできなかった私。よくぞ11年もいたもんだ。で、英語はできるようになったのかって? よくぞ聞いてくださいました。そんなこんなのスットコドッコイな話はこのたびNHK出版から出ました、「ゆき姐の漫画エッセイ 英語と格闘 in New York」にたくさん書かせていただきましたのでぜひご覧ください。(って、宣伝かよ、すみません)
(プロフィール)兵藤ゆき(ひょうどう ゆき)深夜ラジオのパーソナリティーを皮切りに、1982年テレビ界に進出。96年長男誕生後、夫の留学先であるNYで子育てを中心に生活。現在は、NYと日本を行き来し活動中。NYで見た参考になる子育てをまとめた本「子どもがのびのび育つ理由」など著書多数。新刊、NYでの英語体験を漫画とエッセーでまとめた「これで英語がちょっとできるようになりました。」(アスコム出版)も好評発売中。現在、テレビ、ラジオ、執筆などで活躍する傍ら、NYでの子育てや異文化体験の講演依頼も多数あり、全国に出向いて行っている。ストレスフリーをテーマにしたインナーなどのブランド「ゆきねえインク」を立ち上げ、デザイナーとしても活躍中。小学校英語準認定指導者資格、チャイルドコーチングアドバイザー資格、ペット介護士資格、各種洋裁正教員資格を有する。