ゆき姐のHappyに生きまっしょい! 第6回目
暑さ寒さは彼岸まで、とはよくいったもので、9月23日のお彼岸を境に、やっとこさ、日本は秋らしくなりました。いやもう、今年の夏は暑かった。ほんと、日本の皆さんは今年の夏は頑張った、お疲れさんでしたっ。
さて、この季節、そちらの皆さんの周りは、ハロウィンの飾りつけが始まっているんじゃありません? お店にも、ハロウィングッズが売られているんじゃありません? なんか想像するだけで、ウキウキワクワクしてきてしまいますが、日本もね、いつの間にやら、ハロウィン、定番の行事になりつつあるんですよ。たとえば、東急ハンズなどの、ちょっと小じゃれたホームセンター兼ファンシーショップ雑貨店的な店でなくても、小さな町のスーパーマーケットにも、ハロウィン用のカボチャや魔女、コウモリ、スケルトンなどのハロウィングッズが置いてあったりするし、ケーキやクッキーなんて今はもうすっかりハロウィン仕様のものが店の前面に出ておるんです。さっきもね、イトーヨーカ堂に行って来たんですが、店の入り口のケーキ屋さん、ケーキやクッキーの半分くらいがハロウィン仕様になっていましたし、店の中ももうハロウィンよ。こういうところ、日本ってすごいですよね。そのイベントの意味を知らなくても、なんか面白そう、外国でやっているんだって、との情報がじわじわ浸透してきて、それを上手く商売に結び付けた人々の手により、一気に関連商品が街にあふれ、民衆はあっという間にそれを受け入れてしまう。
ただし、日本の場合、“かわいい〜♡”、がキーポイントですね。本場の国のハロウィンのような、怖い仕掛けのグッズを家に飾ったりなんぞは一般的にはしないで、あくまでも、かわいいカボチャのおばけ、かわいい魔女、かわいいスケルトン、かわいいコウモリ、かわいいハロウィンのケーキじゃないと買わないんじゃないでしょうか。だって、それが証拠にどれもこれもほんとにかわいいんだもの。
というわけで、私もついつい、かわい〜♡、でハロウィンケーキ、買っちまいました。いや〜ん、商人さんの仕掛けに、まんまとはまっているじゃないか。
(プロフィール)兵藤ゆき(ひょうどう ゆき)深夜ラジオのパーソナリティーを皮切りに、1982年テレビ界に進出。96年長男誕生後、夫の留学先であるNYで子育てを中心に生活。現在は、NYと日本を行き来し活動中。NYで見た参考になる子育てをまとめた本「子どもがのびのび育つ理由」など著書多数。新刊、NYでの英語体験を漫画とエッセーでまとめた「これで英語がちょっとできるようになりました。」(アスコム出版)も好評発売中。現在、テレビ、ラジオ、執筆などで活躍する傍ら、NYでの子育てや異文化体験の講演依頼も多数あり、全国に出向いて行っている。ストレスフリーをテーマにしたインナーなどのブランド「ゆきねえインク」を立ち上げ、デザイナーとしても活躍中。小学校英語準認定指導者資格、チャイルドコーチングアドバイザー資格、ペット介護士資格、各種洋裁正教員資格を有する。