慢性の副鼻腔炎の洗浄
原因となる粘液を取り除く
慢性の副鼻腔炎は、しばしば痛みや不快感を引き起こすことがあります。このような症状の場合には鼻腔の洗浄が大変効果的です。
一般的には、塩化ナトリウム(塩)溶液で副鼻腔を洗浄し、病原菌や鼻詰まりの原因となる粘液を取り除きます。
洗浄液の作り方は、1パイント(約473ミリリットル)の温かい水に、小さじ1杯の塩と、小さじ1/2杯のベーキングソーダを加えて作ります。洗面台の前によりかかり、片方の鼻腔が反対の鼻腔の真上に来るように頭を傾けます。前述の洗浄液を上にある鼻腔にゆっくりと少量ずつ注ぎます。洗浄液は、下側の鼻腔から出てきます。同じ過程を反対側でも繰り返します。鼻洗浄は、症状が改善されるまでの間、1日1回行い、その後は必要に応じて行うといいでしょう。
カイロプラクティックによる首脊椎の治療も、慢性の副鼻腔炎症状を改善することができます。この治療法は、頬骨と目の間を押さえながら、その周辺の圧力を調整することで副鼻腔炎の諸症状を和らげるものです。副鼻腔の洗浄と併せて、週2回程度、治療を受けると、さらに効果が早く表れるでしょう。
(ドクター・ジョン・J・ベルモンテ、東53丁目カイロプラクティック・センター)
(次回は5月第2週号掲載)
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