〈コラム〉最新ビザ情報

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国務省の新しい

ビザ処理手数料

米国務省は2012年4月13日より、米国大使館・領事館におけるいくつかの非移民ビザと移民ビザの手数料の改定を実施しました。ほとんどの非移民就労ビザの手数料が値上げされた一方、移民ビザ(グリーンカード)と非移民ビザであるEビザの手数料に関しては値下げが実施されました。
新しいビザ手数料は、4月13日以降に支払われるものより有効です。4月13日より前に支払われた申請料への追加支払いは、ビザ取得のための面接が12年7月12日より前であれば必要ありません。4月13日より前にビザの手数料を支払ったにもかかわらず、7月13日以降にビザの面接がある申請者は、改定前と改定後の手数料の差額を支払う必要があります。しかし、既に支払われた手数料が改定により減額された場合、申請者は払い戻しを受けることができません。
手数料の改定は、領事業務の現在のコストに基づいています。これらは米国大使館・領事館におけるビザ申請のための手数料であることを忘れないでください。従って、独自の申請料を設けている米国内で国土安全保障省(DHS)または移民局(USCIS)に提出される申請書類については、この改定料金は当てはまりません。

H―1Bビザに 関する申請情報

米移民局は、政府の会計年度2013年分(12年10月1日~13年9月30日)のH―1Bビザのキャップ申請を、4月2日から9日の間に2万5600件受け付けたと発表しました。1年間で発行可能なH―1Bビザには6万5000件の通常のキャップケース(学士号保持者用のケース)に加え、修士号以上の高度な学位取得者のための2万件のキャップ免除ケースが含まれます。まだ多数のH―1Bビザの発行が可能ですが、11年11月に通常枠が埋まった昨年度に比べ、今年は遥かに早くに通常枠が埋まるものと考えられます。
もしあなたの会社がH―1Bビザをスポンサーしようと考えているなら、できるだけ早く請願書を提出する必要があります。H―1Bビザの申請に関するお問い合わせがあれば、ご遠慮なく当事務所までご連絡ください。
(弁護士:リチャード A. ニューマン)
(次回は5月26日号掲載)
〈今週の執筆事務所〉リチャード・ニューマン法律事務所 
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過去の一覧
(「WEEKLY Biz」2012年4月28日号掲載)

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