外国人が思う、日本人女性の魅力

0

生まれて初めてエキゾチックと言われて

新米ニューヨーカー・さめこのニューヨーク通信(18)

 

1008-18men-IMG_1638

 

こんにちは。新米ニューヨーカーでライターのさめこです。突然ですが、先日スペイン人に「あなたはエキゾチックですね」と言われ衝撃を受けました。

というのも私は生まれてこの方、エキゾチックなんて一度も言われたことがありません。それに私の中でエキゾチックな女性というのは、目鼻立ちがハッキリしていてセクシーなイメージ。一方私はというと、悲しいぐらい凹凸の少ない平らな顏。「これはきっと、お互いの言葉の定義が違うのだろう」と思い「エキゾチックってどういう意味ですか?」と聞いてみました。すると「自分達と違うから、魅力的という意味です」と言われました。

家に帰って辞書で調べたところ、エキゾチックとは「異国風の」という意味でした。なるほど! 私にとってのエキゾチックは日本人離れした顔だけれど、彼らにとってのエキゾチックは、私のようなストレートの黒髪にふっくらとした面長な顔、細いやや長めの目に「く」の字形の鼻という引目鉤鼻(ひきめかぎばな)な平安顏なのかもしれない! と目からウロコが落ちたのでした。

その出来事をあるアメリカ人に話したところ、アジア人のまっすぐで艶やかな黒髪や黒目、アーモンド型の切れ長の目は魅力的なのだと言われました。日本人の私達には当たり前すぎて、それを魅力の一つだと思ったことはなかったけれど、人は自分が持っていない要素を持っている人に憧れるのかもしれません。

一方日本の女性向けファッション誌では、目を大きく見せるメークや顔を立体的に見せるメリハリメークなどの特集がよく組まれていたりして、「もっと目鼻立ちのハッキリした顔だったらよかったのに」と私のように思う女性も少なくないはず。でも世界に出てみると、その日本人らしさをいいと言ってくれる人もいる。ないものを求めるのではなく、元々の魅力や美しさを最大限に生きかした方が、自分達にとっても、そしてそれをいいと言ってくれる人達にとってもハッピーなのかもしれません。

さめこ(鮫川 佳那子)【執筆者】
さめこ(鮫川 佳那子)
〈NY在住ライター/ニューヨーク女子部♡主催〉
青山学院大学卒業後、サイバーエージェントに入社し広告制作・メディア編集・イベント企画運営に携わる。2015年より夫の海外転勤で渡米し、現在はニューヨークの新聞をはじめ、様々な媒体で記事を執筆。またNY在住の20〜30代女性が所属するコミュニティー「ニューヨーク女子部♡」を主催し、イベント企画運営も行っている。
【ブログ】ameblo.jp/samechoco/
【さめこのニューヨーク通信】https://radiotalk.jp/program/4426

Share.