ヒマラヤ聖者、ライフマスター ヨグマタ相川圭子の変容への旅(134)
アメリカに生まれたポジティブシンキングの考えは世界に広がっているのでしょうか。しかしそこに荒っぽさが現れます。まだ心が強くエゴが増大していき、さらにバランスの取れた人格形成には真理の教えが必要です。また日本人は伝統を抱え、それを重んじて、また周囲に知っている人が多く、和を重んじます。好き勝手にふるまうこと、周りの目を気にしすぎるところもあるでしょう。しかしSNSの投稿は、日本人の多くがまるで、小姑のようです。しかし顔を見せないで辛辣なことを言うのはあまり芳しくありません。無意識に人を傷つけているのかもしれません。
昔から行動への教えがあります。「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」。江戸時代の米沢藩主上杉鷹山という方の言葉。「やろうと思い努力をしていくと、成し遂げられると。反対に、無理だと思って努力をしなければ、それは実現できない」という意味です。そこには、頑張る、教えがあります。アメリカ人の考えは、楽しんで自分の好きなことをやることはストレスがなく、成果が上がる。しかしそこに自己責任がある考えです。好きなことをやる。お料理をしても、絵を書いてもそれとともにしっかりかたづけを行う。責任あるやり方です。どんなことも「三つ子の魂百まで」と小さい時のしつけが大切です。かわいい子には旅をさせろとか、苦労は買ってでもやりなさいとか。いろいろな戒めの言葉があります。人が嫌がること、トイレ掃除とか積極的に行うのです。人は器用不器用があり自他のいびつさがあります。それらを許す、無心になるとかの教えも大切です。
ヒマラヤシッダー瞑想は内側の凸凹のリセットをして、苦手意識を浄化して、意識を覚醒させてオールマイティーな人になっていきます。多くの人はカルマのいびつを持っています。積極的過ぎても、また消極的過ぎても心が平和ではなく自他を傷つけているかもしれません。もっと愛を目覚めさせていくことが大切です。超特急で素晴らしいバランスの取れた人になれるのがヒマラヤ秘教の神聖さを目覚めさせていく修行を取り入れていくことです。アメリカのようにということで日本には良きリーダーになろうと精神性もアメリカ生まれの自己啓発の多様なセミナーへの投資が大変なものですが、そして瞑想さえもアメリカ生まれのマインドフルネスとなります。それ等の実践はマインドを強めます。やがてトラブルにつながります。さらのその上の本流の教えの真理からの教えが大切です。それはヒマラヤ聖者からの教えです。それが私の伝えるモダンなヒマラヤ秘教の瞑想を含む真の自己実現、悟りの教えです。
(次回は7月13日号掲載)
〈筆者紹介〉
ヨグマタ 相川圭子(あいかわ・けいこ)
世界初の女性ヒマラヤ大聖者。標高5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える修行を重ね、神我一如に長い間とどまる最終段階のサマディに到達し、究極の真理を悟る。世界平和と真理の証明のためにインド各地で計18回公開サマディを行い、その偉業はインド中の尊敬を集める。2016年6月より3回国連本部で平和のスピーチを行う。現在、世界各国で法話と瞑想秘法伝授を行っている。17年4月よりTBSラジオにて生き方を語る。