ヒマラヤ聖者、ライフマスター ヨグマタ相川圭子の変容への旅(144)
ニューヨークは活発な街です。みんな自分のやりたいことをやっているように見受けられます。言いたいことを言って、自分を表現していっています。ハキハキとモノを言います。それでいて助け合いの心もあります。最大限この心と体で表現して生かそうとしているのでしょう。芸術を見ても思いきり表現しています。そこには照れなどはなく、何でも自由に表現しています。みんなクリエイティブにいろいろなものを創作します。物に満たされ幸せに暮らしているようです。人がどう思おうが、ともかく自分の願いに忠実のようです。しかし、そうしたこともやがてエネルギーが尽きて、疲れてくるでしょう。
また昨今は瞑想もブームになり、最先端の意識の人の多くの人が瞑想を始めているようです。いろいろ心を使いすぎてストレスが大変なのでしょう。しかしその状況を私は心配しています。瞑想で得たエネルギーがエゴのために使われることが危険なのです。瞑想からのパワーは潜在意識のパワーであり、未知の力であり、神に関係ある力なのです。ですからそれをどう使うかはしっかり吟味していかなければなりません。それをエゴで使うとやがて異常にその力は発達して、アンバランスになり、本人が力が尽きてしまうのです。
もっと宇宙的愛が増えたり、才能など一部が突出するのみでなく平和が増えるために使わなければなりません。またエゴは自分を正当化して、聞く耳を持たず、エゴが増長して大変です。自分が一番と思ってしまいます。そうではなくその源の力があなたを生かしめているのです。この力を安易に考えると大変なことになります。常に頭を垂れてそして注意深く、謙虚に使っていかなければなりません。無知で使うと、大変な人格となり、後戻りできなくなります。いつかエネルギーが流れすぎ、心身が枯渇する時を迎えるかもしれません。そうならないために気づきを深めましょう。
人はいったい何のために生まれてきたのでしょうか。それはさらに本当の自分を知るということです。そのことで満ち足り、何をどうしたらよいかの深い気付きをいただくのです。そしてどう生きたらよいのかがわかります。ただ力のエネルギーに振り回されるのではなく、丁寧に生きることができるのです。
そのためにヒマラヤ聖者からその聖なる波動とともに心を浄化し進化する聖なる波動のマントラをいただき、それを広げて、あなたの内側を浄め本当の自分に出会っていく修行、をうヒマラヤ聖者の悟りからの叡智に出会っていきましょう。究極のサマディという真理に達したマスターからの祝福があるので、あなたは安心して、源の力をいただきながら根本から浄化しバランスが取れて進化し成長できるのです。
(次回は12月14日号掲載)
〈筆者紹介〉
ヨグマタ 相川圭子(あいかわ・けいこ)
世界初の女性ヒマラヤ大聖者。標高5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える修行を重ね、神我一如に長い間とどまる最終段階のサマディに到達し、究極の真理を悟る。世界平和と真理の証明のためにインド各地で計18回公開サマディを行い、その偉業はインド中の尊敬を集める。2016年6月より3回国連本部で平和のスピーチを行う。現在、世界各国で法話と瞑想秘法伝授を行っている。17年4月よりTBSラジオにて生き方を語る。