ヒマラヤ聖者、ライフマスター ヨグマタ相川圭子の変容への旅(145)
インドのプレヤーグ(アラハバード)で、3年に1度のインドの大祭であるクンブメラが2025年正月から2カ月にわたって開かれます。私の兄弟弟子であるヒマラヤ聖者マハヨギパイロットババジは今年の夏にマハサマディに没入されました。ババジの後継者となったヒマラヤ聖者である私は、霊の存在としてのババジとともにクンブメラに大きなキャンプを設営して人々を迎え、祝福を与えます。クンブとは、空っぽのツボという意味で、聖者のことです。メラとは聖者の集いのことです。冬季にはガンジス川の水が乾き広大な河原が出現し、そこにインド中の聖者が集うキャンプを作ります。そこに沐浴と聖者の祝福を受けるために1億以上の人が集うのです。重要な沐浴の日が何回かあります。大勢の聖者が、荷台に椅子を置き飾り付けたオープンカーに座り、沐浴をする川に向かって行進をします。聖者の沐浴の後に一般の方々も沐浴をします。沿道に多くの人々が立ち並び聖者行進からの祝福を受けます。
私も30年くらい前から行進に参加し、祝福を与えています。
これは紀元前から行われている集いなのです。信仰深い人々は、沐浴と聖者の祝福という奇跡的な体験をして清められ、命が輝き、病気の原因もいやされ、健康やまた精神的強さをいただいて生まれ変わるのです。
人は古来からずっと、生きることに一生懸命であり、時に悩み、宇宙がどうなっているのかなど、いろいろなことがわからずに不安であったと思います。そしてそこに信仰が生まれ、真理の追求がなされるとともに、物質的な発達もしてきました。そこに人生の問題の生老病死があり、人はそこから脱却し幸せになる道を探し求め続けてきました。その中で真理を探求し成功した人が、ヒマラヤ聖者だったのです。真理の悟りを得たのです。
クンブメラの催しもので、聖者とみんなが出会います。ガンジス河と聖者のきずなが深まり清まります。聖者は悟った人、あるいはそのための修行をしています。クンブは空っぽのツボである聖者の集まりで壮大です。世界の平和を祈ります。あなたはそこに来なくてもヒマラヤ聖者につながることで、どこにいてもその守りをいただき幸せになることができます。祝福を受けるという最高の沐浴があります。その聖なるエネルギー沐浴を浴びることができるのです。またいつでもその聖者とつながり、祈ったり、瞑想をしたりと、清め穢れを取り除いていく生き方ができます。
毎日聖なるエネルギーの祝福の沐浴ができるのです。あなたの人生をさらに価値あるものにしていきましょう。
(次回は2025年1月1日号掲載)
〈筆者紹介〉
ヨグマタ 相川圭子(あいかわ・けいこ)
世界初の女性ヒマラヤ大聖者。標高5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える修行を重ね、神我一如に長い間とどまる最終段階のサマディに到達し、究極の真理を悟る。世界平和と真理の証明のためにインド各地で計18回公開サマディを行い、その偉業はインド中の尊敬を集める。2016年6月より3回国連本部で平和のスピーチを行う。現在、世界各国で法話と瞑想秘法伝授を行っている。17年4月よりTBSラジオにて生き方を語る。