ヒマラヤ聖者、ライフマスター ヨグマタ相川圭子の変容への旅(147)
私は今クンブメラに来ています。毎日さまざまなメディアから取材を受けています。昨年ババジがマハサマディに入られて、私はその後継者としてババジの財団を引き継ぐことになりました。そんなわけで、私が前面に立ってさまざまなことを行っています。私は大きなクンブメラの会場の中に、大きなキャンプを作りました。私とババジの信奉者や、クンブメラに巡礼に来た人が私のところにダルシャンに来たり、また1000人からの信者さんが泊まれるところを用意してお待ちしているということなのです。
クンブメラはインドの精神世界の大きなお祭りです。それは3年に1回インドにある聖地で開かれ、インド中の聖者が集まるのです。今回はプラヤグラージという町で行われています。ガンジス川とヤムナ川が出合うところにあります。夏には滔々と流れている川の水が冬にはなくなり、広大な川原が現れます。そこにインド政府によって、電柱が建てられて電気が引かれ、下水道も整えられます。この場所を整えるのはインド政府によって行われるのです。道路が引かれ、また何十もの長い橋がかけられ向こう岸とこちら側をつなぎます。そこにインド中の聖者が、大小さまざまなテントなどキャンプを設けるのです。そのお祭りは2カ月間、1月と2月に開催されて、そこで人々が多くの聖者に出会い、ガンジス川で沐浴をするのです。クンブメラは、インドの4カ所の聖地で、3年に1回行われます。その4カ所の聖地とは、今回のプラヤグラージ、そしてハリドワール、ウジャイン、ナシークです。
今年のクンブメラは、5億からの人が沐浴に来ます。何千年もの昔からこうして聖者が集ったのです。過去に、プラヤグラージでのクンブメラで、私は4回のアンダーグラウンドサマディを行いました。そしてこの地で、史上初の女性の大聖者、マハマンダレシュワルとなりました。ここに人々がカルマから浄まっていく原点を見る思いです。インドの教えは瞑想から発見された宇宙の法則を大切にし、自分の中の尊さを引き出していくというものです。カルマをガンジス川で浄め、聖者に会うことで浄める。聖者は祈り、修行をして、カルマを浄め切る存在である。そうであるので人々がここに死に物狂いで馳せ参じるのです。私はその聖者の中でもトップの存在であり、人々を祝福して、幸せを与えているのです。
〈筆者紹介〉
ヨグマタ 相川圭子(あいかわ・けいこ)
世界初の女性ヒマラヤ大聖者。標高5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える修行を重ね、神我一如に長い間とどまる最終段階のサマディに到達し、究極の真理を悟る。世界平和と真理の証明のためにインド各地で計18回公開サマディを行い、その偉業はインド中の尊敬を集める。2016年6月より3回国連本部で平和のスピーチを行う。現在、世界各国で法話と瞑想秘法伝授を行っている。17年4月よりTBSラジオにて生き方を語る。