ヒマラヤ聖者、ライフマスター ヨグマタ相川圭子の変容への旅(148)
インドではクンブメラが引き続き行われています。ガンジス川とヤムナ川とサラスワティ川のサンガム(合流する場所)であるプラヤグラージの大きな河川敷に、インド中から来たサドゥがテントを構えます。そこでイベントを行い、祝福を得るために信者が集まってきます。サンガムはパワフルであり、多くの人々が沐浴をして心身を浄め幸運を得るのです。クンブメラに長い間滞在して、毎日ガンジス川で沐浴をして心身を浄める人もいます。
ヒマラヤ秘教は大宇宙と対比してこの肉体を小宇宙と考えます。川の流れにあたるものは、体の中の血液や体液の流れです。さらには7万2000の神経の流れがあります。これらの合流点、川でのサンガムにあたるところが、チャクラというエネルギーセンターです。それを修行によって浄め、生まれ変わることができるのが、ヒマラヤ秘教です。
キリスト教では洗礼という水で浄め生まれ変わる儀式があります。インドの方が早い時期にこのことが行われていたのです。
人間は行為をします。行為をするとその結果が刻まれその人の運命を決めていきます。行為とその結果はカルマといいます。インドにはこのカルマを浄めて運命を改善する考えが中心にあります。やがてムクシャ(真理の悟り)を得ていくのが人生の目的です。クンブメラで一部の聖者はヤギャという日本の護摩焚きの原型の火の儀式を行います。私のキャンプでも行います。世界の平和を願って行います。火とマントラの祈りとシッダーマスターの祝福で、カルマを浄め運命を改善します。
さらに人々が聖者のもとに訪れます。そうして祝福をいただくのです。聖者の中でもヒマラヤ聖者は特別な修行をして究極のサマディを成就したマスターということで人気があります。私はヒマラヤ聖者であり、また歴史上女性で初めて、インド聖者協会からマハマンダレシュワル(宇宙のマスター)というタイトルをいただいたのです。私はヒマラヤの奥地で修行をして、究極のサマディを成就し、今まで何回もクンブメラなどでアンダーグラウンドサマディを行い、真理を証明してきました。そして私の兄弟弟子であるパイロットババジが昨年マハサマディに入られ、今地上にいるヒマラヤ聖者は私のみになりました。世界中のメディアから多くの取材を受けています。
日本から私の生徒さんが100人来ます。そのほか世界中から私のキャンプに人が訪れます。そして、ヤギャを行い、清らかになり、みんなで世界の争いが早く収まり、世界が平和になることを願って祈るのです。
〈筆者紹介〉
ヨグマタ 相川圭子(あいかわ・けいこ)
世界初の女性ヒマラヤ大聖者。標高5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える修行を重ね、神我一如に長い間とどまる最終段階のサマディに到達し、究極の真理を悟る。世界平和と真理の証明のためにインド各地で計18回公開サマディを行い、その偉業はインド中の尊敬を集める。2016年6月より3回国連本部で平和のスピーチを行う。現在、世界各国で法話と瞑想秘法伝授を行っている。17年4月よりTBSラジオにて生き方を語る。