〈コラム〉この機会にこそ、新しい生き方に挑戦を

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ヒマラヤ聖者、ライフマスター ヨグマタ相川圭子の変容への旅(38)

6月6日緊急事態宣言が解除されてからの仙台での講話会

6月6日緊急事態宣言が解除されてからの仙台での講話会

人は誰もがみんな成長していきたいと願い、いろいろな努力をしています。何かに没頭し、一生懸命することでストレスを受けます。

そこからまた楽しいことをして、その疲れを癒そうとするでしょう。

ご褒美に何か好きなことをするとか、買うとか、そうした心の満足によってバランスをとります。しかし、それがまた執着になり、癖になってバランスを崩すことになって困ってしまうということもあります。

何かが満足しても、その一方でひどく疲れ、それを補うためにやったことで、また度が過ぎるとか、そんなことの繰り返しになっていないでしょうか。

食べる、お酒を飲む、何かのバランスをとるために行い、それが執着になることもあります。ギブアンドテイクのやり取りの帳尻を合わせ続けているのです。そのゲームがなかなか終わらないのです。

誰かが何かのトレーニングをするたびに、その後お酒を飲むのですが、毎晩になり飲みすぎるので、どうしたらやめられますかと相談されました。確かに疲れを癒すのにご褒美でお酒を飲むことは手っ取り早いことであると思いますが、それによる将来のリスクを感じているのでしょう。

その癖を取り除くのがいいのですが、お酒以上に楽にするものを見つけるのが大変です。何かを一生懸命行って、そのストレスを取るためにお酒を飲むということはよくあることで、その繰り返しになってしまいます。

ほかの何か、それ以上楽しい趣味を持つとか、やりたいことを行っていくのがいいでしょう。

さらにあなたの人生の本当の目的は、真の自分を知るということです。私たちの心の深い、さらに先に、源の存在があり、そこにつながることで満ちて安らぎをいただき、何の不安もなく安心できるのです。

お酒を飲んだ時のリッラクス感や、楽しい感覚は、ストレスや不安の心を少しでも減らそうとしています。しかし、これは単にアルコールの力で、神経を麻痺させていくに過ぎないのです。

そして、内臓や神経が疲れるのです。源につながる安らぎは、神経を若返らせていらないものを浄化していく道です。源からの力ですべてが浄化され蘇り、安心をいただくのです。源につながり瞑想をすることで、癖のほうに行かないでバランスがとれるのです。癖が落ちて真のバランスがとれるようになるのです。

そして、内側から安らぎと喜びが湧き、自分を信じ、生きていくことができるのです。
(次回は7月11日号掲載)

yogmataaikawakeiko〈筆者紹介〉
ヨグマタ 相川圭子(あいかわ・けいこ)
世界初の女性ヒマラヤ大聖者。標高5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える修行を重ね、神我一如に長い間とどまる最終段階のサマディに到達し、究極の真理を悟る。世界平和と真理の証明のためにインド各地で計18回公開サマディを行い、その偉業はインド中の尊敬を集める。2016年6月より3回国連本部で平和のスピーチを行う。現在、世界各国で法話と瞑想秘法伝授を行っている。17年4月よりTBSラジオにて生き方を語る。

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