ヒマラヤ聖者、ライフマスター ヨグマタ相川圭子の変容への旅(60)
誰もが幸せになるために、ものを豊かにして便利さを追求してきました。しかし、何かのひずみが生じ、そこに不協和音が生じることもあります。
日々いろいろなことがあり、心がいろいろなことにかかわり、こだわって平和でなくなります。平和というのは、どんな時なのでしょうか。
外側の平和は互いの調和をとることが大切です。法律を定め、互いの利害を調整して調和が図られてきました。一方、個人の平和が大切です。それには心をコントロールすることを学ばなければならないのです。毎日動いているその心を平和にするにはどうしたらいいのでしょうか。心を幸せにするにはどうしたらいいのでしょうか。
人は幸せを感じるためにいろいろな体験をします。まず幸福感を味わいたい、感動したいと思います。人がいろいろ一生懸命やる姿を見て、感心し、感動します。
スポーツなどにも感動します。スポーツを一生懸命やっている人も、またそれを見ている観客も感動します。いろいろな感動があります。五感で感じる感動があります。目で美しいものを見て感動します。耳で美しい音を聞いて感動します。おいしいものを食べて感動します。
すがすがしい空気を吸って感動します。さわやかな空気を感じて感動します。心の記憶で何かを思い出し、感動を味わいます。しかし、それらは、ほんの束の間で終わってしまうのです。
また今はコロナ禍であり、不安が蔓延しています。心の安らぎがありません。何かにおびえています。躍起になって、みんな自分を守ろうと必死です。常に心は揺れて心の思いに翻弄されています。
私があなたに真の幸せのガイドをしています。それはあなたを変容させて、あなたが中心になる生き方です。平和と感動があなたの内側から湧き上がります。それは、減ることのない、永遠の喜びです。あなたの中にある源です。生かしめている存在です。それを発見するのです。
昔、ブッダやキリストのところに幸せになりたいと多くの人が集まりました。インドの神と一体になったヒマラヤ聖者との出会いは、その人を幸せにします。ヒマラヤ聖者との出会いと祝福で仕事、家族、先祖に繁栄がもたらされるのです。
私はヒマラヤ聖者となり、幸せになるためのガイドをしています。今このコロナ禍のなか、あなたは新しい生き方に出会い、不変のものにつながり、安らぎ、不安を一掃することが大切です。生きることが、すべて学びとなり、感謝となり、愛と慈しみが沸き上がり、世間の荒波を平和な気持ちと感動をもって、乗り越えていくことができるのです。
(次回は6月12日号掲載)
〈筆者紹介〉
ヨグマタ 相川圭子(あいかわ・けいこ)
世界初の女性ヒマラヤ大聖者。標高5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える修行を重ね、神我一如に長い間とどまる最終段階のサマディに到達し、究極の真理を悟る。世界平和と真理の証明のためにインド各地で計18回公開サマディを行い、その偉業はインド中の尊敬を集める。2016年6月より3回国連本部で平和のスピーチを行う。現在、世界各国で法話と瞑想秘法伝授を行っている。17年4月よりTBSラジオにて生き方を語る。