ヒマラヤ聖者、ライフマスター ヨグマタ相川圭子の変容への旅(93)
去る9月27日に安倍元首相の国葬が営まれ、世界中からたくさんの要人が安倍元首相の死を悼まれ弔問に来られていました。インドのモディ首相の弔問する姿もありました。インドと日本の経済交流は、この両氏の努力で大変深いものとなってきています。そしていま日本のあらゆる企業が我も我もとインドに向かい、その進出を迎え入れられていることはうれしい限りです。安倍氏の尽力でムンバイとアーメダバードに日本の新幹線方式による高速鉄道建設が決まり、その起工式に安倍氏と昭恵夫人が参列されていました。また引き続いて今インドの聖地、ヒマラヤのバドリナートにも新幹線が引かれる工事が進んでいるということです。
私とインドの縁は20代のころから、かれこれ50年にもわたる深く長い関係です。最初のうちはインド中のヨガと瞑想の道場に学び、それが終わって30代後半にヒマラヤの奥地での修行となり、ヒマラヤにて究極のサマディの修行を成就していったのです。その後、真理の証明と平和と愛のシェアのために、究極の悟りの行である「アンダーグラウンドサマディ」を公開で、16年間行いました。これは歴史上女性として初めてのことであり、またインド精神協会からマハマンダレ・シュワル(「宇宙の師」という意味)という最高の聖者の称号をいただいたのです。この間に私はメディアからの取材も受け、インドにおいて日本人のヒマラヤ聖者として名が知られるようになりました。
何年か前にインドの官邸で、モディ首相とお話しする機会がありました。モディ氏はかつて聖者であったのですが、その後政治の道に進み、その成功を語ってくれました。また今度の11月にパイロットババジのお寺の建立式典があり、私もモディ氏も招待されています。日本との友好を深める機会に貢献できることはうれしいことです。
また先日は世界宗教議会のウェブミーティングということで、世界の聖者の中で20人が選ばれ、その中の1人として私は世界平和のメッセージを世界中に届けることができました。私は長年議会のメンバーであり、古くはアメリカに最初に精神世界を紹介したインドの聖者ヴィヴェーカーナンダがこの議会から平和のメッセージを届けられました。世界が平和でありますように、この祈りを心から捧げます。皆さんも一緒に祈りましょう。深い愛から、世界の平和を祈りましょう。一人一人が純粋になりお互いに助け合える世の中になりますように。
(次回は10月22日号掲載)
〈筆者紹介〉
ヨグマタ 相川圭子(あいかわ・けいこ)
世界初の女性ヒマラヤ大聖者。標高5000メートルを超えるヒマラヤの秘境にて死を超える修行を重ね、神我一如に長い間とどまる最終段階のサマディに到達し、究極の真理を悟る。世界平和と真理の証明のためにインド各地で計18回公開サマディを行い、その偉業はインド中の尊敬を集める。2016年6月より3回国連本部で平和のスピーチを行う。現在、世界各国で法話と瞑想秘法伝授を行っている。17年4月よりTBSラジオにて生き方を語る。