授賞式に参加予定
俳優の綾野剛が、6月にニューヨークのリンカーンセンターで開催される映画祭「第15回ニューヨーク・アジア映画祭(NYAFF:New York Asian Film Festival)」で、世界的な活躍が期待されるアジア人俳優に贈られる「ライジング・スター・アワード(Screen International Rising Star Award)」を受賞する。
また、主演映画で、日本警察史上最大の不祥事といわれる実在の事件を題材にした映画「日本で一番悪い奴ら(Twisted Justice)」(白石和彌監督)が同映画祭のオープニング作品として上映されることも発表された。リンカーンセンターで行われるオープニング上映には白石監督、授賞式には綾野が参加する予定。
6月22日から開催される同映画祭は、今年で開催15回目を迎え、リンカーン・センター映画協会(Film Society Lincoln Center)とSubway Cinemaが主催する北米有数のアジア映画祭。ライジング・スター・アワードには、日本人では過去に、2011年に山田孝之(「ミロクローゼ(Milocrorze)」)、12年に長澤まさみ(「モテキ(Love Strikes!)」)、14年に二階堂ふみ(「私の男(My Man)」)、15年に染谷将太(「さよなら歌舞伎町(KABUKICHO LOVE HOTEL)」「TOKYO TRIBE」)らが受賞しており、日本人の受賞は今年で3年連続となる。今年は綾野のほか、中国の新人女優リン・ユン(Jelly Lin)、フィリピン人女優テリ・マルバー(Teri Malvar)が選ばれた。
同映画祭では、日本から西島秀俊、竹内結子主演の「クリーピー 偽りの隣人(Creepy)」(日本公開は6月18日)と鈴木亮平主演の「HK/変態仮面 アブノーマル・クライシス(Hentai Kamen 2 HK)」(日本公開は5月14日)、過激な描写が話題の遠藤憲一主演「木屋町DARUMA(Kiyamachi Daruma)」も上映される。映画祭は7月9日まで。
「日本で一番悪い奴ら」は、“日本警察史上、最大の不祥事”といわれる驚がくの事件を題材に、一人の刑事のゆがんだ正義が暴走するエンターテインメント。本作で綾野剛は「正義の味方、悪を絶つ」の信念をもちながらも、でっちあげ・やらせ逮捕・おとり捜査・拳銃購入・覚せい剤密輸など、あらゆる悪事に手を汚していく北海道警察の刑事・諸星要一の26年間を演じきる。
■情報
リンカーン・センター映画協会(Film Society Lincoln Center)
Subway Cinema
◎上映劇場
リンカーンセンター内、ウォルター・リード劇場(Walter Reade Theater)
上映日などの詳細は近日公式サイト(www.subwaycinema.com/)で詳細がアップの予定。