ＮＹで友禅シルクを使ったドレス初披露好評
ランウェイショーの模様＝10月14日、ニューヨーク（撮影：小金丸）
日本のブライダルデザイン業界の第一人者、桂由美さんのコレクション展覧会「ＹＵＺＥＮ ＴＯＤＡＹ」が10月15日から21日まで日本クラブのギャラリーで行われた。同コレクションは日本の伝統の一つである友禅シルクを使ったドレスの特別コレクションで米国初となる催し。
14日のオープニングレセプションには、在ニューヨーク日本総領事館の草賀純男大使や石原淳領事、日本クラブの佐藤元広事務局長をはじめ、ヴォーグ・スポサのジュリア・ミグノン氏やギャップの秋元文月氏などメディア関係の方々も交えて、120人以上が日本ギャラリーを埋めてランウェイショーを楽しんだ。ウエディングドレスをデザイン、創造し続ける一方で、日本独自の伝統美・友禅の美しさを近代のドレスに移行して若い世代に着てもらい、後世に残したいという桂さんの意図は、世代を超えた日米の人々に見事に受け入れられたようだった。
乾杯をする桂由美さん＝同
同コレクションでは在ニューヨーク日本国総領事館が後援、日本の情緒あふれる美しいメロディーを奏でる妹尾美里さんのピアノ演奏や、フラワーアーティスト、有吉ひとみさんによる作品の展示も行われた。
近日、本紙で桂由美さんのインタビュー掲載予定。
（「WEEKLY Biz」（ニューヨーク）2014年11月８日号掲載）
