日本人以外も多く駆け付け
100人以上を前にして講演する近藤麻理恵さん＝１月31日、ニューヨーク（撮影：吉田）
日本で話題になっている、シリーズ累計185万部を超えるベストセラー「人生がときめく片づけの魔法」の著者で、“こんまり”の愛称で知られる片づけコンサルタントの近藤麻理恵さんの講演会が１月31日、ニューヨーク日系人会館で行われた。近藤さんの著書は、米国でも「The Life-Changing Magic of Tidying Up」として昨年10月に発売され、大手書店Barnes & Nobleで“売上げ１位”になるなど、人気で、会場には日本人以外の観客も多く駆け付けた。（ニューヨークすくすく会、ニューヨーク日系人会、邦人支援ネットワーク共催）
近藤さんは100人以上を前に、「一度片づけたら二度と散らからない片づけ法」を、スーザン大沼氏（ニューヨーク日系人会会長）の英語通訳を交えて行った。
５歳の時から主婦雑誌を愛読し、15歳の時『「捨てる！」技術』（辰巳渚・著）を読んだことがきっかけで、片づけの研究を始めたという近藤さん。19歳の時、片づけ方のありとあらゆる本を読んでは実践を繰り返し、本格的に片づけコンサルタントとして活動を始めた。
熱心に講演を聴く参加者＝同
講演会では、「一気に・短期に・完璧に」「場所ではなくカテゴリー別」「ときめくモノを残す」「捨てるモノにフォーカスするのではなく、残すモノを選ぶ」「衣類→本→書類→小物類→思い出品の順で片づける」など、こんまり流メソッドを紹介。ビフォア＆アフターの写真を使いながら実際の整頓術を説明するとともに、服や靴下などの畳み方を実演。後方に座っていた観客は立ち上がって、熱心に“こんまり流”畳み方に見入った。１時間におよんだ講演会は大きな拍手の中、幕を閉じた。近藤さんは、講演会後のサイン会で観客との交流を図った。
（「WEEKLY Biz」（ニューヨーク）2015年２月７日号掲載）
