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『Chicago』『Lion King』など長寿作品が市場を牽引
ブロードウェイでは、作品の成功は興行収入や賞歴だけでなく「どれだけ長く上演されるか」が重要な指標とされている。米演劇メディアPlaybillによると、1,000回以上の公演を達成した作品は“ロングラン作品”と位置づけられる。
歴代では『オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)』が約1万4,000回公演で最長記録を保持したほか、『シカゴ(Chicago)』『ライオンキング(The Lion King)』『ウィキッド(Wicked)』などが1万回前後の上演を続け、長期的に興行を支えてきた。
現在も『シカゴ』『ライオンキング』『ウィキッド』の3作品が上演を継続しており、いずれも20年以上にわたり観客動員と収益を維持。観光需要を取り込みながらブランド力を保つことで、ブロードウェイの“基盤ビジネス”として機能している。
また近年では、『ハミルトン(Hamilton)』『アラジン(Aladdin)』『SIX(Six: The Musical)』なども1,000回公演を突破し、次世代ロングラン作品として存在感を強めている。
■ ロングランTOP10内+現在も上演中(2026年4月現在)
・『シカゴ(Chicago)』:2位
(約10,000回超/現役最長ロングラン)
・『ライオンキング(The Lion King)』:3位
(約10,000回規模、今も上演中)
・『ウィキッド(Wicked)』:4位
(約8,000回超、安定した人気)
「現在も上演が続く作品では、『シカゴ』(2位)、『ライオンキング』(3位)、『ウィキッド』(4位)がいずれも歴代上位に位置し、ロングラン作品が興行の中核を担っている。」
ブロードウェイではロングラン作品は単なるヒットを超え、長期的な収益を支える中核的存在と位置づけられる。現在も上演を続ける3作品は、その象徴的な存在となっている。
■ 歴代ロングランTOP10(2026年最新版)
1位:オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)
(約13,900回/2023年閉幕)
2位:シカゴ(Chicago)★
(約11,500回超/現在も上演中)
3位:ライオンキング(The Lion King)★
(約11,000回超/現在も上演中)
4位:ウィキッド(Wicked)★
(約8,000回超/現在も上演中)
5位:キャッツ(Cats)
(約7,400回)
6位:レ・ミゼラブル(Les Misérables)
(約6,600回)
7位:コーラスライン(A Chorus Line)
(約6,100回)
8位:Oh! Calcutta!
(約5,900回)
9位:マンマ・ミーア!(Mamma Mia!)
(約5,700回)
10位:美女と野獣(Beauty and the Beast)
(約5,400回)
ブロードウェイのロングラン上位10作品はすべて5000回以上の上演を記録している。
(Text : Akiko Kudo)