〈インタビュー〉「牧野雅子不動産」代表牧野雅子さん

物件だけでなく、環境の情報提供も責務
ＮＹ、ＮＪで不動産業25年

ニュージャージー州を「隅から隅まで担当してきました」と語る牧野雅子さん

ニュージャージー全域の不動産物件を扱う牧野雅子不動産の代表、牧野雅子さん。渡米して今年で29年、そのうち25年はマンハッタン、ニュージャージーで不動産業に従事し、１９９８年に独立、現在に至る。同社では、売買、賃貸、不動産投資、管理など不動産サービス全般を取り扱い、現在は主にレジデンスの物件を中心に取り扱っている。

駐在員が“代々”利用
クライアントは日本からの駐在員が多く、特定の企業と契約していないにもかかわらず、口コミで紹介され、後任者が引き続き利用するクライアントも多いという。
初めて米国に転居してくる日本人に物件を紹介することは「とても責任が重いこと」と牧野さん。
夢と希望でいっぱいになり、地図や雑誌で見た情報に頼りがちになるクライアントに対し、「希望を全部聞いていくことだけが誠意ではなく、事故に遭わず安心して暮らせるよう現実的な情報をしっかりお伝えすることが責務」と考え、治安の良さ・悪さ、学校の評判、物価など、現地に精通していなければ分からない詳細な情報を提供している。
家族にも安心の対応
ここ数年で、家族で渡米する駐在員は減り、単身渡米する人などが増えたが、牧野さんの下には家族からの依頼も多くある。「例えば、レベルが高いと評判の学校でも、英語のまだできない日本人に丁寧なフォローをしてくれず、お子さんが授業から置いていかれる場合もあります。そのような情報もお伝えしながら安心して住める家探しをお手伝いします」
取り扱う賃貸物件に自信があるのは「実は、良心的でない大家さんとは取引をお断りしているから」。米国生活に不慣れな日本人が安心してやりとりができるよう、不信感を抱いた貸し主とは取引を停止するだけでなく、ときには貸し主をアドバイスすることもあるという。
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不動産売買も「モーゲージの金利が低く、価格も全体的に低めなので、今はお勧めの時期です」。広いニュージャージー州の中を「隅から隅まで担当してきました」と笑顔で語る牧野さん。電話・メール共に問い合わせが全て日本語でできるのも心強い。

ＮＪ賃貸物件情報
★単身赴任者向け Hackensack １ＢＲ　1650ドル Rt. 4と17に近く。パラマスのモールへのアクセスも便利
★ご家族向け Washington Twp. ４ＢＲ家　3400ドル環境抜群、小学校まで徒歩可
★その他 Paramus ４ＢＲ家　3200ドル／３ＢＲ家　2600ドル