「グローバルな関係作り」の第一歩を踏み出した唐津市に称賛と応援
ニューヨークの国連本部で12日、佐賀県唐津市長の峰達郎氏を迎えるランチョンが開かれ、一般社団法人花のある街振興会(IFA)・梶木敏巳会長や国連広報長らが列席した。国連法人職員会、国連教育科学文化機関(ユネスコ)、日本政府からも関係者が同席した。
本会は、佐賀県唐津市・虹の松原を世界遺産に登録するために峰市長が国連でスピーチをするにあたっての歓迎会として開催された。梶木会長が佐賀県出身であることから、会場やテーブルはIFAのフラワーデザイナーによる花で飾られた。参加者は唐津焼の花器に生けられた雅な花を楽しんだ。
峰市長はあいさつのスピーチで、ユネスコ無形文化遺産である佐賀県の祭り「唐津くんち」や、そこに登場する赤獅子といった唐津の魅力について熱心に語った。
そのほか、ユネスコ職員や国連広報長らからもスピーチが寄せられ、国境や世代を超えた文化交流の重要さ、開発の根源である文化とSDGs(持続可能な開発目標)の必要性などについても語られた。「地方からでも積極的に世界へ飛び出せるようなグローバルな関係作り」を築く第一歩を踏み出した佐賀県唐津市に、参加者から称賛と応援の声が掛けられた。
(2018年4月28日号掲載)