ニューヨーク日系ライオンズクラブ企画の「ライオンズ大学~大人の教養講座シリーズ」(マイイベントUSA協力)が9月23日、人生をサポートする専門家5人を日本から迎え、開講された。同講座は、ニューヨーク日系人会「秋のヘルス・フェア」の一環として行われる人気シリーズで、今回は朝10時から午後6時半までの5時限と長丁場な講座にも関わらず、多くのニューヨーク在住日本人が参加した。
講師陣は、大阪に本社を構える「株式会社ファーストブランド」(代表・河本扶美子氏)が組織する「マイベストプロ」(mbp-japan.com)のメンバーから選抜された5人のベテラン。1時限は司法書士の山口里美さん、2時限は心理カウンセラーのつだつよしさん、3時限は植物パズル療法士の松戸圭子さん、4時限は税理士の髙岡和人さん、5時限はキャリアカウンセラーの小野由樹子さん、と多彩な顔ぶれで、バラエティーに飛んだジャンルの話に受講者は聞き入った。
日本では経験豊富な講師陣も、ニューヨークでのセミナーは初体験。講演前は、緊張の面持ちだったが、百戦錬磨のベテランぞろいだけに、あっという間に会場の場を盛り上げていった。受講者からは「楽しくて、勉強になった」との声が上がった。「日本の文化やサービスがどの程度、米国在住の方たちに伝わるのだろうか」という講師陣の心配は杞憂(きゆう)に終わり、大成功に終わったと安堵(あんど)していた。
講演後、河本代表は「これをスタートとして第2弾、第3弾と続けて日米の懸け橋となるプロジェクトに育てていきたい」と将来を見据えた次の展望を語った。
日本の個人事業主や中小企業が米国に進出する良いきっかけ作りとなることが期待される同イベントは、今後、企画内容をさらに充実させて開講されていくという。
(2018年10月6日号掲載)