40周年迎え、ウェブサイトの装い新たに
「旅行に関わる全ての人へ、喜び届けたい」
近畿日本ツーリストの米国法人として旅行業務を展開する「近鉄インターナショナル・エクスプレスU. S. A.」(本社ロサンゼルス)が2月14日、創業40周年を迎えた。ニューヨーク、シカゴをはじめ全米に6支店を擁する同社は、事業規模で米国旅行代理店上位30位入りを果たすなど、創業以来着実な成長を実現。ことし1月には法人向け出張支援サービス「近鉄ビジネストラベル」のウェブサイト(www.kintetsu.com/ja/)のデザインを刷新するなど、さらなるユーザビリティーの向上を目指し邁進(まいしん)している。節目を迎えた同社のビジネスについて、法人部社長の浜田浩二氏にお話を伺った。
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「私たちの強みは、個人旅行手配だけでなく、出張手配や視察旅行手配など、法人向けサービスが充実していることです。例えば出張において法人顧客が抱えがちな悩みとして、『出発直前に航空券を購入するため料金が高い』『社員がホテルを予約する際、調査時間がかかり業務効率が悪い』などが挙げられます。弊社が出張手配を一括して請け負うことで、最も有利な契約条件での購買やベンダーとの価格交渉も可能。無駄なコストを10%以上省くことができます」と語る、浜田社長。ホテルや航空会社との長年にわたるネットワークを持つ同社だからこそ、特別な割引や手配が可能になるそうだ。また、「全社員を同じフロアに宿泊させたい」「社長の客室には特別な設備を」といった要望にもスタッフが丁寧に応え、宿泊直前にはホテルの部屋の設備や清掃状態をチェック。こういった、日本人ならではの「おもてなし」の精神が顧客に評価を受けている。
さらに、空港閉鎖や突然の欠航などのトラブル時には即座に状況を把握し、代替案を提案。テロや事故の際には、安否確認から会社・家族への連絡までをいち早く行うといった、万全の危機管理対策も特筆すべきポイントだ。
予約サイトなどを利用して個人が自由に旅行を手配できる時代だが、困るのはトラブルがあった時。予約したはずのホテルが取れていなかった、宿泊費がクレジットカードに二重チャージされたというトラブル一つをとっても、異言語・異文化での交渉は難しいもの。「そんな時、一番頼りになる存在となり、お客さまに安全で楽しい旅行をお届けできれば」と、浜田社長は語る。(写真は提供)
〈information〉近鉄インターナショナル・エクスプレスU.S.A.
【住所】879 West 190th Street, Suite 720, Gardena, CA【電話】310-525-1650
【ウェブ】jp.kintetsu.com/、(法人向け)www.kintetsu.com/ja/※ほか、ニューヨーク、ニュージャージー、シカゴ、サンノゼ、シンシナティ、ロサンゼルスに支店を展開
(「WEEKLY Biz」2014年3月15日号掲載)