鮮魚を専門の卸業者として、世界各地に販路や仕入れ先を持ち、40年以上の歴史がある「トゥルー・ワールド・フーズ(以下、TWF)」が9月30日、チェルシーで、ニューヨークで初のフードショーを開催した。
イベントには、TWFの取引先である「辻水産株式会社」「株式会社かねふく」「Sugimoto Tea Company」などの日本企業や各国のベンダー約30社が参加。数十種類もの新鮮な魚介類やラーメン、めんたいこ、抹茶やアイスなど、大人から子供まで楽しめるよう工夫し、新鮮な食材の提供やサービスの説明を行った。また、食材だけでなく、包丁で有名な「青木刃物製作所」も出店し、特別価格で購入できるようにもなっていた。
イベントの目玉となったのは約90キロを超すスペイン産マグロの解体ショー。巨大なマグロがさばかれていく様子=写真(撮影・徳倉)=に、来場者は歓声を上げるとともにたくさんのシャッター音を響かせ、会場は熱気にあふれた。これを目立てに朝から会場外には長蛇の列ができ、試食をするにもしばらく並ばなければいけないほどの来場者で埋め尽くされるほどの大入りイベントとなった。
来場者からは「お刺し身が新鮮で本当においしい。日本で食べるのと全く変わらない!」や「来て本当に良かった!」など満足したという声が多く聞かれた。日ごろ、直接接することのない企業との関わりの中で、企業側の社員は直接食べる人の喜ぶ顔が見られ、消費者である来場者らは企業の努力のたまものが感じられる良い機会となった。
(2018年10月13日号掲載)