画家の澤野水纓(さわの・みずえ)さんは2月27日(木)から6月11日(木)まで、ニューヨークでは4年ぶりの個展となる「ETERNAL BEAUTY(永遠の美)展」をミッドタウンのセント・ピータース・チャーチ(SAINT PETER’S CHURCH)で開催する。
澤野さんは1966年、東京藝術大学大学院在学中にフランス政府給費生として渡仏。68年にニューヨークに移り住み、その後ブルックリン植物園の桜やスイレンをモチーフとした作品などを積極的に発表し、76年にウォルドーフ・アストリア・ホテルの緞帳(どんちょう)コンペで入魂の大作「睡蓮」が選ばれた。以来、ブルックリン植物園スタンハード・コンサバトリー・ギャラリーで2回の大規模個展(91年と2016年)、ワシントンDC・国立女性美術館での展覧会(1998年)を開催し、今や桜とスイレンの絵画作品は澤野さんの代名詞ともなっている。
今回の個展は、澤野さんにとって特別な思い入れのある「平和のシンボルともいえる教会」での展示となり、「春から初夏にかけての素晴らしい季節に、教会を訪れる方々と幸せな時間を共有できるなら、私にとって無上の喜びです」と語っている。
2月27日(木)午後6時から8時まで、レセプションも行われる。
■概要
【日時】2月27日(木)〜6月11日(木)午前9時〜午後9時
【会場】SAINT PETER’S CHURCH
【場所】619 Lexington Ave
【詳細・申し込み】〈ウェブ〉www.saintpeters.org/〈電話〉212-935-2200