NY歴史問題研究会
ニューヨーク歴史問題研究会は22日(木)、1月例会「国家の試練―「開戦の詔勅」の渙発と大御心―」を開催する。
昨年の講演会では、「日本国そして日本人の成り立ち」の理解を中心テーマに、上半期は古事記や神話の説明から始めて天皇や万世一系の理解、女系継承問題などについて、後半は、日本人の伝統的な価値観や倫理観、道徳観などを大きく変えるに至った太平洋戦争敗戦の位置付け、そしてその後のGHQによる洗脳工作、就中プレスコードの導入やマスコミ工作、そして神道指令に基づいた国家神道の禁止や神話教育の規制などの説明がされた。
今年は戦後70年の節目の年に当たることから、現在、日本の内外で喧伝(けんでん)されている「日本の右傾化」というレッテル貼りと合わせ、敗戦責任論に絡めて天皇の戦争責任を問い直そうという動きも見られる。しかし11月の例会でも取り上げたように「開戦の詔書」を見れば英米との開戦は決して天皇の本意ではなかった。それに引き続いて今月は「終戦の詔勅」を取り上げる予定だったが、もう一度「開戦の詔書」について説明してほしいとの要望が多かったことから、今回は今後の「終戦の詔勅」の講義の前段として、もう一度「開戦の詔書」の内容を読み込みながら、開戦前夜の日本を取り巻く情勢から敗戦を迎えるまでの経緯を振り返る。講師は同会会長の高崎康裕氏=写真。
■概要【日時】1月22日(木)開場18:00、講演・質疑18:30〜20:15【会場】日系人会館【場所】49 W 45th St, 11Fl(bet 5th & 6th Ave)【参加費】会員5ドル、一般15ドル ※会員になると(年会費50ドル)、2015年版の「ニューヨーク歴史問題研究会」の銘入り『歴史手帳』が贈呈される。会場受付で申し込み可能。またはウェブサイトから。【ウェブ】www.nyrekishikenkyu.org/