【独占インタビュー】サー中松博士(3)

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BOUT. 310

発明家、国際創造学者 サー中松博士に聞く

僕には天命があるからね

発明事業の準備のため数え95歳でNY訪問

米国科学学会(American Science Society)から公式に「現存する世界一の偉大な科学者」に選定された発明家のサー中松博士。数え95歳で米国人、カナダ人から憧れと喝采される。多くの発明事業の準備のため、このほどニューヨークを訪問した博士にお話を伺った。
(聞き手・高橋克明)

ドクター、4度目のインタビューですが、そのたびに顔色も良くお元気になっているように見えます。今現在のの状況を教えていただけますか。

中松 現在はですね…非常に悪い状態です。

え!?

中松 なぜかというと、飛行機で14時間フライトで、腰が痛くてね。

あ、そっち(笑)。がんの方はいかがなんでしょうか…。

中松 実は、去年の暮れにも脳梗塞をやりました。他にもいろいろ、やることは全部やりました。

でも、まったくもってお元気そうです。博士は不死身な気がします。

中松 現在、(数えで)95(歳)なので、あと 30年くらいしか生きられないでしょう。

、、、30年……。

中松 現在、世界一の高齢者が118歳。なので、それが当面のターゲットになります。

当初は信じられなくても、本当にそうなる気がしてきました。

中松 もちろん、もちろん、そのつもりでいます。単なる夢じゃないですよ。単に大口を叩いているわけじゃなく、食事にしても、運動にしても、非常に地道な努力をしているわけです。がんの時も、自分で今までにないがん治療の発見をして自分で治しました。食事は、食べる前にまず写真に撮って、食べた後、採血をして、分析して、科学的に調べるわけです。

毎食ですか ?

中松 食事は1日1食です。3回取ると分析が難しい。(前食が)一緒になってしまって明瞭な分析ができないですよね。だから1日1食。その結果をもとに体に良いものを選んで食べています。

具体的には、何を食べていらっしゃ…。

中松 (聞かずに)それと筋トレ。要するにメカの部分です。メカというのは体のことね。それを補強しなくちゃいけない。筋トレ以外には、水泳。プールで30分、距離にして1800メートルをやってます。必ず。

毎日ですか ?

中松 (聞かずに)そしてコンピューター。頭ね。これはもう毎日、毎日、発明してますから。これ以上ない訓練をしているわけです。

ご自身の体を実験台にして、あらゆるデータ分析をされているんですね。

中松 そう。全部実験。今回のがん治療も僕自身が実験して、僕自身が発見したわけですから。自分で細胞を取り出してね。

4年前にお会いした時より、お元気そうです。

中松 今、現在、がんマーカーの数値は0.01未満です。メーターで検出できないところまで改善しました。全く消えちゃってる。

人類にとって、世紀の発明ですよね。ニュースにならないのはなぜだと思われますか。

中松 いろいろと都合が良くないところがありますよね。今までの治療法は、まず手術。そして化学療法。あとは放射線治療。これら全てに副作用があります。4番目のドクター中松の方法は、全く副作用がない。それが特徴ですね。全く新しい方法。

具体的にお聞きしてよろしいですか。

中松 それはね、本を出します。近い将来、必ずアメリカで出版します。何をしたらいいか、何を食べたら良いか、全て書いてありますので。

分かりました。それまでお待ちしております。…ひとつくらいアドバイスを頂きたいのですが(笑)

中松 食事の面で言えばね、リンを摂らないということ。だから、どの食べ物にリンが入ってるかを知らなきゃだめ。具体的に言うならば、赤身のステーキ。これはもう、リンの塊ね。魚もね、サバとかイワシとかがいい。僕はお寿司(すし)が大好きなんだけれど、トロにはリンがたくさん入っているので、食べないです。

…なにか、おいしいものは全部食べられないですね…。

中松 そう。おいしいものは食べられないってことです。

2015年にインタビューさせてもらった際、「玉ねぎ食べるやつはバカだ」って言われました。

中松 だって、玉ねぎもリンがすごいからね。

コーヒーもダメだって…。

中松 コーヒーはもちろんダメよ。あと、パンもリン多い。パンはダメダメよ。

ダメダメ(笑)。食べるものなくなっちゃう…。

中松 毎日食べるものは白米がいい。白米はね、リンが少ない。お魚も青魚はいいね。

昨年は脳梗塞も患われたとか。

中松 年末にね、自分で見つけたの。がんの時と同様、脳梗塞も自分で分かった。特許の書類を書いていたら、突然書けなくなってね。文章が出てこなくなった。そして、次に耳鳴りがして。まあ、一晩寝れば症状は治ると思ったんですが、やっぱりダメで、翌朝、すぐ救急車。

すべてご自身で見つけられたのはすごいですね。

中松 普通はさ、ちょっと我慢しようかとか、あとで病院でも行ってみようかとか、その間にどんどんどんどん進行しちゃうわけ。

ドクターの場合はご自身で見つけた分、早期発見だった、と。

中松 でもね、今はCOVID-19で病室に入れてもらえないのね。救急車で病院に行ったにもかかわらず、2日間、病室に入れない。もう寒くて寒くて、手足が凍えて。

今の日本の医療問題…というか、結構な社会問題ですね。

中松 中(病室)に入れてくれって、とにかく交渉して3日目にやっと入院。脳梗塞になったのが12月27日。28、29と病室に入れず、でも元旦には会合の予定があったの。「2週間は入院が必要です」と言われたけど、30日、31日と2日間で強引に出てきちゃった。

入れろ、入れろの後、2日で強引に退院(笑)

中松 だって予定が入っちゃってるんだもの。元旦にはホテルオークラでみんなが待ってるんだから。

脳梗塞で入院したら、その3日後の会合は普通、キャンセルされます。

中松 僕には天命があるからね。先の人類のために一つでも多くの発明をしなきゃならない。月に行くことも…。

月に行かれるんですか!?

中松 そう(あっさり)。でも、ただ月に行くだけじゃあ、面白くもなんともない。問題は月に行った後、どうするか。人をたくさん呼んでレクチャーをします。

……ドクター、今、95歳ですよね。

中松 (聞かずに)あとは、EV。電気自動車ですよ。テスラとか、ここ最近やってるけど、あんなのはもう古い、古い。僕のはもう、その上をいくすごいEV。その発明をしている。今のEVはせいぜい200マイル(しか走らない)。それじゃ全然役に立たない。僕のEVはね、それよりはるかに長距離が行ける。そしてチャージも一瞬。なので、コストが非常に安い。

…………。

中松 空想みたいなこと言ってると思ってるでしょ。だけど、僕は実際にやってきたわけだから。

確かにそうなんですよねえ。

中松 さっき話した、がん治療法もアメリカで特許になりました。普通、治療法は特許を取れない。特許になると他の医者が使えなくなるから。なのにアメリカでも日本でも、取れました。EVに関しても、もう申請済みです。そして、スマホね。全く新しいスマートフォンも…。

ちょ、ちょっと待ってください、スマホも開発しようとしてるんですか。

中松 開発じゃない、発明。というか、もうすでに発明して特許申請もしています。

……博士一人でイーロン・マスクとスティーブ・ジョブズを兼ね備えてる。

中松 その上を行ってるの(あっさり)。ちなみにドローンは僕の発明です。14歳の時に発明したものをみんながやっている。ただ、僕のドローンは、ドローンを超えたスーパー・ドローンです。これももう申請出してるので、続々と出てきますよ。世界が変わっちゃう。

……博士はがんも脳梗塞も患った95歳です。世間一般だと、隠居生活が普通だと思います。なぜ、今も変わらず、チャレンジ…しかも世界を変えようとする挑戦を続けるのでしょうか。

中松 年寄りって言葉自体が嫌いだから。年寄りって、とんでもない。僕から言わせると、長経験者。長い経験者ね。英語で言うと、Long Experiencers Organization、頭文字を取ってLEO。レオってライオンの意味だけれどね。

良い言葉ですね。年齢を重ねるほど、百獣の王になる。

中松 そう。その組織を作ります。ニューヨークでも皆さんにどんどん参加してもらいたい。みんな誤解しているの。「老人」と言えば、使い物にならないって感じがするでしょう。とんでもないです。若い人がどう頑張ってもできない「経験」を持っている人たちなんだから。だから僕はその価値を100パーセント生かしたい。そういう知見のある人たちの団体を作ったら、すごいパワーになる。日本では、人口の41%がそういう人たちなんだから。みんな60(歳)で会社を辞めたりしてるから、その経験を使いたいわけ。

すばらしいですね。日本という国自体が元気になりそうです。ドクターがなぜニューヨーカー、特に若い世代に大人気なのかが分かる気がします。

中松 今日も道路歩いてて、みんな僕のこと知ってんだよ。5番街を歩いてると、みんなあいさつしてくる。もう非常にウェルカムですよ。だから僕はむしろこっちに移住した方がいいんだよね。

では、最後に日本の人に向けてのメッセージを頂けますか。

中松 日本人についてはジメジメするなということ。みんなジメジメしてるよ。そんなの跳ね返せ。アメリカ人なんかに負けるな。

ドクターにお会いするたび、笑顔になります。実際に、がんも、脳梗塞も跳ね返しましたしね。

中松 大和魂を持ってるんだもん。日本人にはみんな大和魂をもっと発揮しろと言いたい。ニューヨーカーはね、アメリカ人は、みんな明るいですよ。彼らはジメジメしてないね。

ドクターが118歳まで生きることを約束して頂いたところでインタビューを終わりに…。

中松  (さえぎって)最初のターゲットだよ、まずは、のターゲット。まずは世界一の長寿者が最低限の目標。本当はもっと、もっとその先だよ。

サー中松博士(Sir Dr. NakaMats) 職業:国際創造学者、工学・法学・医学・科学・人文学博士
「地球上で最も偉大な人」としてハーバード大学で紹介された、東京大学初のイグノーベル賞受賞者理学博士、工学博士、医学博士、法学博士、人文学博士。5歳で最初の発明、「灯油ポンプ」「フロッピーディスク」「無燃料暖房装置」「世界最初の引込脚」「世界初のドローン」「デジタルディスプレイ」「水で走る自動車」「スーパー電気自動車」「燃料電池」「太陽光パネル」「フェイスシールド」ほかコロナ防御品など3763余件を発明(トーマスエジソンの1093件を抜く世界一の発明件数)、そして数え95歳でも新発明を続ける。

(2022年10月15日号掲載)

◇ ◇ ◇

〈インタビュアー〉
高橋克明(たかはし・よしあき)
専門学校講師の職を捨て、27歳単身あてもなくニューヨークへ。ビザとパスポートの違いも分からず、幼少期の「NYでジャーナリスト」の夢だけを胸に渡米。現在はニューヨークをベースに発刊する週刊邦字紙「NEW YORK ビズ」発行人兼インタビュアーとして、過去ハリウッドスター、スポーツ選手、俳優、アイドル、政治家など、1000人を超える著名人にインタビュー。人気インタビューコーナー「ガチ!」(nybiz.nyc/gachi)担当。日本最大のメルマガポータルサイト「まぐまぐ!」で「NEW YORK摩天楼便り」絶賛連載中。

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