NYって人も街もパワフル
「ガチ!」BOUT.22
日本のポップカルチャーシーンを象徴する女性ユニットHALCALI(ハルカリ)が、1日にセントラルパークで開催された「ジャパンデイ」に出演するため、ニューヨークを訪れた。パフォーマンスを終えた翌日、ライブの模様やニューヨークに印象について話を聞いた。
(聞き手・高橋克明)
「ジャパンデイ」でパフォーマンス
パフォーマンスはいかがでしたか? お客さんのノリは?
YUCALI(Y) そうですね。お客さんがどれくらいハルカリを知ってるかとか、どれくらい来るのかとかがわからなかったし、音響のこととか心配なことはいっぱいあったんですけど、結果私達もすごく楽しくできたし、私達らしくステージを終えられたのでよかったです。
HALCA(H) セントラルパークでライブができたということがすごく嬉しくて。滅多にできないことじゃないですか。だからこのイベントに参加できて本当に嬉しかったですね。
このような日本人によるお祭りをどう思われましたか?
Y ニューヨークで日本のイベントをやってそんなに人が来るのかなと正直思ったんですけど、あんなにお客さんが来るとは思わなくて、すごいなと思いました。うどんや牛丼のブースが出てたり、おみこしがあったりして、昨日(1日)は日本にいるより日本を感じた1日でした。
H そうですね。ほんとニューヨークって日本食屋さんもいっぱいあるし、すごい熱いなと思って。
Y 「日本大好き!」みたいな。
H 参加できて本当に人が来て、素直にすごいなと思いました。
ニューヨークに来られたのは何度目ですか?
Y&H First time !(初めて!)
ハルカリのお二人にとってニューヨークのイメージは?
Y すごいパワフルな街だと思いました。色んな国から集まった人がいて、日本人が沢山いるんだなということも昨日知ったし、すごくエキサイティングで力をいっぱいもらった気がします。
H ビルが沢山というイメージはあったんですけど、実際見ると「ビルばっか!」。
Y そうそう。生で見るとすごいよね。
H あとセントラルパークが大きくて緑がいっぱいあることも知ってたけど、実際見ると「緑だな~!」みたいな。
(笑)ランニングしてる人もいっぱいいたし。
Y 走ってる人に轢かれそうになりました。(笑)
H 人がパワフルだよね。こっちも元気になるというか。そういうステキな街だなと思いました。
お気に入りのスポットなどはありますか?
Y タイムズスクエアは感動しました。テレビで何度も観たことがあるせいか、タイムスリップしたような気持ちになりました。
H 「I Love NY」グッズをいっぱい買いました。(笑) 質問の答えになってないけど(笑)、そういうグッズをいっぱい買ったしニューヨークっぽいところにも沢山行きました。
今後ニューヨークで音楽活動をされる予定はありますか?
Y それは皆さん次第と言うか(笑)、私達は呼んでいただければいつでも来たいし、次はワンマンライブがやりたいです。
H そうなんですよ。ジャパンデイのイベントは20分しか歌ってないので、もっとたくさん歌いたいという気持ちがあります。
Y そう。ニューヨークに限らずアメリカのいろんなところにもいきたいし、世界中に行きたいです。ニューヨークのあとはフランスでもライブをやるんです。6月21日はフランスの「音楽の日」らしいんですが、その日と前日の20日にパリ日本文化センターというところで60分間のワンマンライブをやりますし、その延長で23日にはアルザス地方にも行ってライブをします。
読者の方たちにメッセージをお願いします。
H みなさんこんにちは、ハルカリのハルカです。
Y ユカリです。(笑)
H 今回ジャパンデイというイベントでライブができてすごく光栄に思っていますし、すごく楽しかったので、またニューヨークでライブをやりたいと思いました。ハルカリはまだこちらではCDもリリースしてないのに、(お客さんが)CDを持ってたり一緒に歌ってくれたりしたのがすごく嬉しくて。また機会があったらぜひニューヨークのライブでお会いしたいのでその時はいらしてください。
Y 今日本で新しいアルバムの制作を一生懸命やっているので、それを楽しみに待ってていただきたいということと、ライブの空間に来てもらって一緒に歌って踊れるのが私は一番嬉しいと思うのでよかったらライブでまた一緒に遊びましょう。
(写真はいずれもソニーミュージックジャパン提供)
HALCALI
職業:歌手
HALCA(写真左)とYUCALIの2人組ガールズヒップホップユニット。2003年「FEMALE RAPPER オーディション」を経てデビュー。07年最新アルバム「サイボーグ俺達」をリリース。日本国外での活動も活発で、同年7月フランス・パリで行われた「JAPAN EXPO‘07」に招聘され、5000人の観客の前で堂々のパフォーマンスを行う。追って08年5月にはシカゴのジャパン・ポップカルチャーイベントにて初の米国公演を敢行。公式サイト:www.halcali.com
〈インタビュアー〉
高橋克明(たかはし・よしあき)
専門学校講師の職を捨て、27歳単身あてもなくニューヨークへ。ビザとパスポートの違いも分からず、幼少期の「NYでジャーナリスト」の夢だけを胸に渡米。現在はニューヨークをベースに発刊する週刊邦字紙「NEW YORK ビズ」発行人兼インタビュアーとして、過去ハリウッドスター、スポーツ選手、俳優、アイドル、政治家など、400人を超える著名人にインタビュー。人気インタビューコーナー「ガチ!」(nybiz.nyc/gachi)担当。日本最大のメルマガポータルサイト「まぐまぐ!」で「NEW YORK摩天楼便り」絶賛連載中。
(2008年6月8日号掲載)