特殊訓練を受けた警官
ニューヨーク市警(NYPD)のビル・ブラットン本部長16日、テロ警備として新規に特別な訓練を受けた警察官を1700人以上、来年早々にも配置する予定であることを発表した。
この特別チームの警察官は、爆発や放射能から身を守る特別な装備を身に付ける予定で、45分から60分使用できる呼吸器も取り付けられる予定。
ブラットン本部長によると「NYPDにはどんな時でも、対象の重要度にかかわらず、すぐに現場に駆け付けられる警察官が300〜500人ほどいる」という。
同部門の警察官は、警備や狙撃手を追撃するための能力だけでなく、建物内でテロなどが発生した場合に現場を調査し、事態を把握するための実務能力や、建物内の人々にどのように行動すべきかを教え、導く能力なども身に付けている。
本部長は「われわれは、(実際にテロが起きた場合)怖がっているだけではだめだということに気付かなければならない。実際に発生する事柄に対応し、それらを制御していくことで、恐怖だけが広がっていくような状況を防ぐことが重要だ」と述べた。