日本人に親しみやすい味と明るく温かい接客のギリシャ料理レストラン
セントラルパークの入り口、コロンバス・サークルから2ブロックで、リンカーンセンターのオペラハウス近くに、家庭的な味と明るく温かい接客を求めて常連たちが通うギリシャ料理レストラン「グリークキッチン」がある。
日本人マネジャーが在籍
「ギリシャ料理を食べるとほっとするとおっしゃる日本人のお客さまは多いのですよ。野菜や魚介類がメーンの食材で、肉類も素材を生かした味付けでいただくので日本人の好みに合いやすいのだと思います」と笑顔で話すのは日本人マネジャーのアヤさん。何をオーダーしていいか分からなくても、日本語で説明してくれるので安心、豊富なメニューから希望に合った逸品が楽しめる。
人気は卵料理!
最近の人気は週末のブランチメニュー。ヨーグルトやワッフル、フレンチトーストなどの軽いメニューからサラダ類、甘いクレープと食事クレープ各種、オムレツなどが勢ぞろい。中でも人気なのはオーガニックの卵をふんだんに使った各種卵料理。
「グリーク・オムレツ」(12ドル)はギリシャ料理の定番フェタチーズ、ほうれん草、トマトをあしらったオムレツで、さわやかな香りのハーブ「ディル」が隠し味。日本で近年人気のエッグベネディクトも2種類を用意。人気の「グリーク・エッグベネディクト」(14ドル)で、こちらもホウレン草をあしらい、イングリッシュ・マフィンの上にとろとろの半熟卵を載せてサーブする。合わせて注文するなら、フレッシュジュースやかんきつ類を使ったカクテルがお勧め。作り置きせず、その日の朝しぼったばかり材料を使った飲み物が提供される。
定番のグリーク料理が楽しめる
ディナーメニューで日本人に圧倒的人気なのは、小ぶりの柔らかいイカを丸ごとグリルした「グリル・カラマリ」(11.50ドル)。タラコとジャガイモをレモン汁で練ったペーストと一緒にいただく。ギリシャの伝統料理で肉と野菜を重ねてオーブンで焼いた「ムサカ」(15.95ドル)は野菜のみで作ったベジタリアン用も提供(14.95ドル)は見た目も豪華。ギリシャ風の焼肉「ジャイロ」(14.50ドル)は、ピタパンに挟んでいただくと止まらないおいしさで、ボリュームたっぷりのメニューをいただきたい時にオススメ。
大人数のパーティーにもピッタリ
一品一品が大皿でサーブされるので、皆で少しずつつまむのが楽しい料理だ。パーティー向きで、日本語での予約・問い合わせは担当のアヤさんまで(木・金を除く)。
ケータリングは少人数から数百人規模の大規模まで、パーティーはメーンダイニング、プライベート個室の両方で対応可能で、個室は25人以上で利用するか、500ドル以上の注文をすればルームチャージ無しで利用できる。
◎情報
THE GREEK KITCHEN
【電話】212-581-4300
【住所】889 10th Ave(58th St角), NYC
【営業時間】午前11時〜午後10時半※サンクスギビングデー、クリスマスの年2日間以外、年中無休。ブランチの提供は週末のみ午前11時〜午後4時まで
【ウェブ】greekkitchennyc.com
(2017年9月16日号掲載)