東京生まれのジャズ・フュージョン・シンガー
活動の拠点はNYのステージ
ガーナ人の父と日本人の母を持つジャズ・フュージョン・シンガー、カティーニ・ヤマオカ(KATINI)のデビューアルバム「Gone」が3日、インディーズレーベル、One Trick Dogレコードからリリースされた。
東京生まれで、ニューヨークの活動の拠点を移すまで、幼少時からオーストラリアで過ごした。世界的に人気のオーディション番組「X Factor」のオーストラリア版に出演した経験も。
今回、3年以上の年月を費やし制作された同アルバム。ベン・ローゼンブラム(ピアノ)、タミール・シュマーリング(ベース)、ダリアン・ダグラス(ドラム)ら一流ジャズ・ミュージシャンが参加し、オリジナル曲の歌詞はカティーニが書き下ろしている。
幼少のころ、死に別れた父への思いを胸に書き上げた「Gone」。愛、孤独、ぬくもり、光、はかなくも美しい思い出と感情が現されている。ダンサブルなナンバーから「Summertime」などのクラシックジャズまで、タイプの違う8曲を収録している。
ユニオンスクエアにある「メトロポリス」のステージで定期的にパフォーマンスをしている。詳細はウェブ参照。
【公式サイト】www.katinimusic.com
@katini_yamaoka
(2016年11月26日号掲載)