連邦政府が50%負担
ニューヨークのハドソン川の下に新たな公共交通用トンネルを建設するプロジェクト「アムトラック・ゲートウエー計画」について12日、ニュージャージー州のクリス・クリスティー知事とニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、数カ月にわたる交渉の結果、連邦政府が建設費の50%を負担することが決まったと発表した。
残りは税金…捻出できるか懸念の声も
残りの50%については現在「ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社(PANYNJ)と、ニュージャージー州とニューヨーク州の住民からの税金で賄われる予定」とされているが、アムトラック(鉄道旅客輸送公社)が算出した建設費用は全体で200億ドルに上るため、この巨額な費用が本当に捻出できるのか懸念されている。
現在、使われている2本のトンネルのうち1本は、今後20年内に一度封鎖して再建設しなければならないことが既に判明しており、対応が急がれる。