収入の3割以上の家賃負担、ニューヨークでは42%
高すぎるニューヨークの家賃について今月、調査結果が出た。一般的には家賃が収入の3割を超えると負担が重すぎて危険、5割を超えると大変危険と言われるが、市民団体のCitizens Budget Commission(CBC)のリポートによると、ニューヨークの賃貸住宅者のうち42%(89万1000戸)が危険とされる「収入の3割以上の家賃」を払っていることが分かった。
そのうち半数は低収入層で家賃負担が収入の5割を超えている。地区ごとの「家賃が収入の3割を超える戸数割合」はクイーンズで48%、ブルックリンとブロンクスで41%、マンハッタンで40%、スタテン島で35%に上り、リポートは、ビル・デブラシオ市長が現在進めている「適正価格住宅の提供プロジェクト」推進のためにも、どれだけの人々が家賃に苦しめられているかを知ることは重要と伝えた。