市健康局が健康に関する総合的な調査
市の保健局は14日、市内全地域の健康に関する総合的な調査結果を発表した。調査には寿命から大気汚染のレベル、小学生の欠席日数までと幅広い内容が含まれる。
ニューヨーク・ポストは同調査を踏まえ、クオリティー・オブ・ライフ(QOL)に人種や収入による大幅格差があるとリポート。寿命の最短はブルックリン、ブラウンズ・ビルの74歳で「トライベッカとファイナンシャル・ディストリクト地区」よりも11年短く、傷害・暴行の発生率と早期死亡率が最も高い。同地区では小学生の4割が年20日以上学校を欠席していると、同紙は言及。「トライベッカとファイナンシャル・ディストリクト地区」は高校の出席率が最も高く、慢性的な欠席はわずか4%だった。
市健康局長官マリー・バセット氏は声明の中で「健康が住むエリアに規定されてはならない。この不平等は防がなければ」と述べた。
(2015年10月24日号掲載)