コシノジュンコさん「着物をオシャレとして楽しんで」
全日本きもの振興会主催の「きもの文化検定」初の海外実施を記念して、マンハッタンの日本クラブで9月22日、世界的ファッションデザイナーのコシノジュンコさんをゲストに迎えて記念パーティーが行われた。
全日本きもの振興会のきもの文化検定広報勧誘委員長・村井洋仁氏のあいさつの後、コシノさんの乾杯でスタートしたパーティーには、着物での参加者も多く、コシノさんの着物観や家族の話などを交えながら終始、和やかな会となった。
今回で9回目となるこの検定は10月25日にニューヨークでも行われる。着物を学ぶことを通して「きもの文化」への理解を深め、より着物に親しんでもらうことを目的としている。
コシノさんは「7歳と4歳の孫が七五三を迎えた時、初めて着物を作って着せたの。身を美しくと書いて「躾(しつけ)」って読むでしょ。普段はしゃいでいても着物を着ると、きちんとして、お行儀良くなるのよ。着物を日本の民族衣装としてオシャレとして楽しんでほしい」と述べた。
京都で着物会社を経営する傍ら、広報勧誘委員長を務める村井氏は「(検定が)今回初めての海外実施ということで、日本の方のみならず、さまざまな国の方々にも着物文化を学んでいただくきっかけになればと思います」と笑顔で語った。
「きもの文化検定」の詳細・申し込みはウェブ(www.kimono-kentei.com/worldchallenge)を参照。
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2014年10月4日号掲載)