〈特別寄稿〉さらなる成長を期待
本紙「ウィークリー・ビズ」が創刊40周年を迎えられると知り、驚きと共に、心からの祝辞を呈します。
驚くのは、その継続の力です。成功の秘訣は、成功するまで止めないこと。わかってはいても、途中で困難にぶつかると、気弱になり、投げ出してしまうものです。本紙が40年も継続刊行できたのは、常に原点であるミッションに立ち返る姿勢を失わなかったからだと拝察します。そのミッションとは、読者に新鮮な役立つ情報を提供して喜んでいただこう、という気構えではないでしょうか。
日本でも「マネージメントの神様」と慕われるピーター・ドラッカーは、ミッションについてこう言いました。
——「ミッションとは、組織に働く者全員が自らの貢献を知りうるようにするものでなければならない」（『非営利組織の経営』）。本紙に携わるスタッフの皆さんが、高橋克明社主と工藤亜希子編集長を両輪として、いよいよ使命感を高め、困難を克服しながら躍進されることを期待します。
人類文明の大変動期である今日、予測できない出来事が頻発するでしょう。公平公正にしてクオリティーの高い情報が、各領域で強く求められています。願わくば、本紙が読者からいよいよ親しまれ、必要とされる情報媒体として、さらに成長されますように。
（「WEEKLY Biz」（ニューヨーク）2015年１月１日号掲載）
