ニューヨークのタイムズスクエアで2014年12月31日夜、毎年恒例のカウントダウンイベント「Times Square New Year’s Eve Celebration」が行われた。
今回は、ブロードウェイ女優のイディナ・メンゼルや、O.A.R.(オブ・ア・レボリューション)が、「イマジン」を熱唱するなど、会場を盛り上げた。また、カウントダウン目前の20分前には、テイラー・スウィフトが「Welcom to New York」や自身のヒットアルバムの中から「Shake It Off」を披露、会場の熱気を一気に上げた。テイラー目当てに10時間前から並んだというカナダから来たシンディ・ウェッジさんは、至近距離で見るテイラーの姿を目に涙をためて魅入っていた。
午後11時59分になると、「ボールドロップ」が60秒かけて降下すると同時に、中心にあるビル最上部のスクリーン「Toshiba Vision Times Square」では、恒例の60秒カウントダウンが始まり、新年を迎える会場を華やかに彩った。
長時間にわたり待ちわびた約100万人の観客の地鳴りのようなカウントダウンの後、スクリーンに「Happy New Year」の文字が現れると、観客らは抱き合い、“Happy New Year”の歓声がタイムズスクエア中にこだました。
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「Times Square New Year’s Eve Celebration」は、毎年100万人以上の観客が集まり、全世界で10億人以上がテレビで視聴するといわれている世界最大級のカウントダウンイベント。東芝ビジョンが設置されているワン・タイムズスクエアビルは有名な「ボールドロップ」の舞台であり、午後11時59分より、60秒かけて上空からクリスタルのボールが降下。同時にタイムズスクエアの中心に位置するワン・タイムズスクエア・ビルの最上部のLEDスクリーン「Toshiba Vision Times Square(東芝ビジョン)」では、恒例の60秒カウントダウンで、新年を迎える会場を華やかに彩っている。
日本の時間に合わせて
「ジャパンカウントダウン」も
カウントダウンイベント本番前に、日本の年越しを迎える瞬間(ニューヨーク時間:2014年12月31日午前10時)、ニューヨーク在住の日本人向けにジャパンカウントダウンが実施された。
タイムズスクエアの東芝ビジョンでは、女性書道家の成田眞澄さんによる筆文字と今年の干支である羊が力強く躍動するカウントダウンアニメーションが映し出され、足を止めてその映像を見るギャラリーにオリジナル扇子が配布された。今回は、ニューヨークのカウントダウンにも使用された本番のステージ上に、晴れ着姿の日本人女性たちが上がり、日本らしい新年のお祝いをした。また晴れ着姿の女性たちは今年の目標などを漢字にして掲げ、その様子もビジョンに映し出された。
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2015年1月10日号掲載)