K’z Guest Room シェアハウスで“難題”解決
家具完備、日本語対応、手ごろな家賃が好評
ニューヨークのマンハッタン、クイーンズ、ブルックリンで、日本人来米者を中心としたシェアハウスを現在170部屋以上を管理するK’z Guest Room。2015年で運営8年目となり利用者数は5300組を超えた。同社ではシェアハウスによる賃貸物件管理事業を行う。
物件には家具などが取りそろえられており、スーツケース一つで来米当日に入居できる。契約は全て日本語でOK。滞在中に水漏れなどの問題が起きた場合も、日本語で同社に電話すれば対応に駆けつけてくれる。英語での契約や貸主との難しい交渉が契約時にも居住中にも必要なく、いつでも日本語で助けてもらえるという安心感が、利用者からの高評価につながった。
ニューヨークに数カ月ほど滞在したい日本からの留学生や社会人にとって、東京の家賃相場に応じた居住探しは、これまで至難の業だった。費用を抑えたいが、掲示板サイトなどで情報を探す文化にはなじめず、賃貸物件を自分で契約するにも与信能力の証明が難しい場合には選択肢がないというのが実情だった。これを解決するのが同社のサービス。「ニューヨークの特殊な賃貸事情の緩衝材になる」ことで進出の支援をすることが理念。利用者が個人にとどまらず、留学代理店や法人利用に広がっているのも同社の特徴だ。法人申し込みの場合は、研修や出張での滞在先として同社物件を利用し、経費や面倒な契約の手間を削減することに成功しているそう。留学あっせん企業は同社と契約し、滞在先として留学生に同社物件を紹介。
「空き室率が1%程度のマンハッタン。毎年家賃が上昇するニューヨークにおいて、一人暮らしをすると最低でも半地下で1200ドル前後からとなります。日本と比べてハードルが高いですが、そのハードルを下げることで数多くの方がニューヨークを、より身近な環境に感じていただけるように願っています」(同社広報)
情報
【ウェブ】www.kzguestroom.com/
【Eメール】reservation@kzguestroom.com
【電話】米国:1-212-247-7344、日本:050-5532-5584
(「WEEKLY Biz」(ニューヨーク)2015年8月22日号掲載)